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テレパシーと量子もつれの不思議な関係

予知夢
 
人間が5感を使わずに、相手に対して思いを伝達したり、相手の脳に何らかの影響を与える現象について、テレパシーという言葉が使われています。身近な例としては、「虫の知らせ」や、「電話をかけようとした相手から、電話がかかってくる」といった現象があげられます。これらの現象は、単に偶然では片付けられないような感覚を、私たちに与えてくれます。一説によると、これらの不思議な現象、ひいてはテレパシーの正体が、「量子もつれ」という物理学的な現象で説明できるのではないか、といわれています。

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粒子レベルで影響を及ぼしあうという「量子もつれ」

「量子もつれ」という聞きなれないキーワードは、物理学上の専門用語であり、正確に説明しようとすると非常に難解で、「学術的、理論的な概念」といった側面を多く持っている言葉なのですが、単純にいってしまえば、「2つ以上の、粒子や原子レベルの物理的な要素が、なんらかの要因でたがいに影響しあっている」、つまり、「人間が持っているような5感に代表される能力を介さずに、モノが影響を及ぼしあっている状態」である、とのことです。この説は、相対性理論を提唱した、19世紀ドイツの理論物理学者であるアルベルト・アインシュタインも追及した概念であり、テレパシーというキーワードが持つ「解明されていないが故のある種の胡散臭さ」とはまったく異なり、科学的物理的な概念として、理論的に立証されている事実です。

 

2008年発表の論文でも関連性の指摘が

量子もつれとテレパシーについて、興味深い論文が、2008年に米国化学会ジャーナル(ACSの略称を持ちます)によって発表されています。「たがいに隔離された物理的な要素が、相関性のある動きを見せることは証明されている(量子もつれを指しています)が、人間が持つDNAの二重螺旋においてもその現象が見られる。物理的な接触や、(筋肉の構成要素である)たんぱく質の介在なしに、自身に適合する分子をDNAが集めていることは、いわゆるテレパシーの力であるとしか思えない」、というのです。2003年に神経科学の専門家であるワッカーマンのグループがおこなった実験においても、量子もつれとテレパシーの関係性が指摘されています(この実験では、23歳~57歳の一般男女について、関係性の深いペアや無関係なペア、個人などにわけて、隔離された状態で意志伝達がおこなわれたことを、結果として報告しています)。テレパシーが、物理学によって説明される日も、そう遠くないのかもしれません。

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カテゴリ: その他

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