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「テレパシー」とは?その語源と現在の解釈

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ある人が考えていることが、文字や言語、表情、身振り手振りなどを使わずに、直接他の人の心に伝達されるという、未だ解明されていないコミュニケーション手段は、一般にテレパシーと呼ばれています。テレパシーという言葉は、どのように作られたのでしょうか。また、現代においては、どのように解釈されているのでしょうか。

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もとはギリシャ語の「tele」と「pathy」から来た造語

テレパシーは、1880年代に、アメリカのケンブリッジ大学の教授であった、フレデリック・ウィリアム・ヘンリー・マイヤース氏によって考案されたといわれている言葉で、語源はギリシャ語の「tele(遠隔)」と、「pathy(感覚)」を組み合わせて作った、とされています。テレパシーという言葉ができる以前にも、「5感を介さずに、思いを相手に伝える」という概念は存在し、「thought transference(直訳すると思考転写)」という呼称であった、とのことです。またテレパシーは、「mental telepathy(精神感応)」の短縮形である、との説も存在しています。

 

ESPの一種としてのテレパシー

テレパシーは、人間の5感を超える能力全般を指しているESP(「Extrasensory Perception」の略で、超感覚的知覚と訳されています)のひとつと解釈されていて、いわゆる超能力の一種、という位置付けです。前述のフレデリック・ウィリアム・ヘンリー・マイヤース氏は、1882年に心霊現象研究教会という非営利団体を設立し、未知の6つの領域の研究に勤しんでいた、といいます。6つの領域とは、テレパシーをはじめとして、催眠術、霊媒、幽霊、降霊術(この3つは心霊現象と分類されています)、それに、これら5つの領域の歴史を入れた6つが該当します。心霊現象研究教会は、その名称から想像される印象とは異なり、あくまでも科学的に未知の領域を証明する、といったアプローチをとっていた、とのことですが、対象の6つの領域は、どれも現在においても未解明のままです。

 

現在も継続しているテレパシー研究

テレパシーは、人間の能力の可能性として、現在も継続して研究が続けられています。19世紀の頃と比較すると、科学技術の進歩によって、相当精度の高いアプローチがおこなわれていて、テレパシーの謎の解明の期待度は、かなり高まっています。数々の映画や小説でも取り上げられている、代表的な超能力のひとつであるテレパシーは、今後全貌の解明がなされれば、さまざまな人間活動に応用できる可能性を秘めた領域である、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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