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パラレルワールドとアインシュタインの相対性理論


 
相互に関連しあうさまざまな可能性の世界が、同時並行的に存在しているというパラレルワールドは、量子力学や一般相対性理論といった物理学的なアプローチで説明されることが多いのですが、一方で、次元というアプローチでの説明もなされたりしています。パラレルワールドと次元の関係性とは、どのようなものなのでしょうか。

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次元の基本的な概念

次元というと、二次元、三次元が一般的によく知られています。これらの次元は、数学的に説明することが可能なのですが、非常に複雑なので、簡略化して記載してしまえば、一次元が点、二次元が平面、三次元が立方、つまり立体を指しています。三次元に時間の軸が加わると、四次元になる、といわれています(時間は一次元や二次元にも存在していますので、ゼロ次元という考え方もあります)。

 

パラレルワールドは四次元?

私たちが住んでいる世界では、テレビのなかの世界や、書物などに書かれた絵などを二次元、立体的な物質を三次元ととらえていますが、パラレルワールドは、これに時空間的な概念を加えたところに存在する、つまり四次元的なものである、とされています。「四次元宇宙は、三次元宇宙の集合体として成り立っている」、「宇宙は11次元である」、という表現がなされたりしています。三次元世界に時間軸を加えると、今起こっている現実に時系列の要素が加わって、類似していて、かつ連続した世界が無数に存在している、ということになります。これらをもってパラレルワールドとする説も存在しています。

 

四次元の存在はアインシュタインが証明している

19世紀~20世紀のドイツ生まれの物理学者、アルベルト・アインシュタインが唱えた相対性理論では、「四次元空間の存在を証明できる」、といわれています。アインシュタイン氏は、四次元とは「ある瞬間の三次元空間と、連続した前後の瞬間の三次元空間が、時間軸で折り重なって存在している時空間」と考えました。これは「類似した別個の複数世界」といえ、まさにパラレルワールドそのものです。アインシュタイン氏は、四次元を物理学的な数式によって表現することに30年の歳月を重ね、四次元が理論上存在していることを証明するに至った、といいます。パラレルワールドは、想像上の世界であるわけではなく、連続した字空間の中にあり、「人間が認識している現実」というものは、たまたま認識または体験した、事実という名の「とある三次元」である、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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