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超心理学研究にまつわるお話~超常現象や超能力を論理的に解明する!


 
大学や学会で研究されている題材のジャンルに、「超心理学」という領域があります。この研究は、いわゆる「超能力」や「超常現象」といった題材に対して、相当な工数やスキルを駆使しておこなわれている研究のようです。どういった歴史を持っていて、日本においては現在どのように取り扱われているのでしょうか。

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超心理学というキーワード

「超心理学」というキーワードの起源は1998年までさかのぼり、ドイツの心理学者マックス・デソワール氏が考案したといわれています。その後1927年にスコットランド出身の心理学者ウィリアム・マクドゥーガル氏やジョゼフ・バンクス・ライン氏が、アメリカはノースカロライナ州ダラムにあるデューク大学の超心理学研究室に参加し、この用語を広めた、といわれています。ライン氏はその後、1934年に「超感覚的知覚」という著書を執筆し、今では広く認知されている「ESP」というキーワードを広めたこともあって、「超心理学の父」といわれています。

 

超心理学研究の現在

その後1957年にアメリカで超心理学会が結成され、1965年にライン氏が退職したあとも存続していて、現在は大学から独立した超心理学研究所として存在しています。超心理学の研究は日本でもおこなわれていて、福来友吉(1952年没)は、映画「リング」や「トリック(で取り上げられている1エピソード)」のモデルとなったとされる御船千鶴子氏の研究を東京帝国大学助教授であったときにおこなっており、日本における「超心理学の草分け」とされています。現在でも日本超心理学学会や日本サイ科学会という学会が存続していて、研究は継続しておこなわれています。なかでも明治大学の石川幹人氏は、各種メディアで超心理学に関する情報を発信したり、多くの関連著書を執筆したりされていて、日本における超心理学の第一人者といわれています。

 

超心理学研究で明かされる真実とは

石川氏は「1970年代のユリ・ゲラーの超能力ブームに触発されたことが超心理学研究の発端となっている」といった主旨の発言をされていたり、ホームページでは超能力やポルターガイスト現象などについても言及されていて、これらのいわゆる「超常現象」を単なる「トンデモ話」に片付けることなく、非常に真摯に論理的に解明しようという姿勢がうかがえます。識者による「超心理学」の研究によって解明される、またはなんらかの情報がもたらされるであろう対象は非常に幅広く、研究や検証の結果もたらされる真実や事実の展開が待たれるところです。

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カテゴリ: その他

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