横浜中華街の凄腕占い師。親子でビックリさせられました

私が大学生だった頃の話です。
私は母と妹と横浜の中華街に行きました。
家族で行くのは初めてで、とてもワクワクしていたことを覚えています。

家族で占ってもらうことにしました

私たちが中華街の大通りを歩いていると、たくさんの占い師がいました。
中華街には占いをしてくれる人がたくさんいることは知っていましたが、占いを疑っていたことや金銭面の問題から、やってもらった経験がそれまであまりありませんでした。
しかし今回はせっかく家族で観光に来たのだから…という思いから、1人の占い師の方に私達3人一緒に占いをしてもらうようお願いしました。

 
占い師の方の風貌は覚えていません。
何となく黒っぽいような服を着ていたイメージがあります。
決して若くはない、しかしお爺さんと言っていいのかわからない、落ち着いた様子で話をする男性です。

 
占いの値段も決して高いわけではないものですから、私は本当に当たるのか半信半疑でした。

まず最初に占ってもらったのは母です

母は自分の手相を見せたのか定かではないのですが、始まってすぐ過去の出来事をズバリと当てられました。

 
しかもそのことは私でさえも占いに行く前のまだそんなに日にちが経っていない頃に母から教えられたことだったのです。
それも妹は全く知らず、彼女は数秒固まっていたことを覚えています。

 
その内容は、私が知る前はきっと母と父しか知らないことだったと思います。
そんなことを占い師の方があんまり冷静にサッというので、「この人は本物かもしれない…」と思うようになりました。

妹の占い結果も数年後に当たりました

占い師は、母についてその後も何か言った後、今度は妹を占ってくれました。
妹については、妹がまだ何も言わない間に「お母さんが人に関わる仕事をしているから、あなたもお母さんのように将来人に関わる仕事をするようになるよ。」と言っていました。
これには正直私は疑いました。

 
妹は当時、人に関わる学問を勉強していたのですが、本当にこの道であっているのか迷いがあったからです。
もしかしたら、人と関わらない仕事を選ぶかもしれないからこの占いは違うかなと密かに思っていたのですが、それが何年か後に覆されました。
なんと妹も母と同じく1日中人と関わりあう仕事を選んだのです。

わたしの占いはあっけなく終わりました

そして母と妹、それぞれが占いの時間を十分に取り、最後に私が占われました。
私に限っていえば、かなり短かったことが印象的です。
あっという間に占いが終わってしまいました。
しかも私だけ、2枚の5円玉をプレゼントされ「この2つの5円玉の穴を重ねて赤いひもで結ぶといいよ」というようなことを言われました。

 
何にいいのか聞いたのかは覚えていませんが、私の頭は当時のパートナーと長く続くと記憶づけられています。
私に至っては、職業の話も全くされなかったので、仕事に縁がないのかなとか、もしかして将来仕事をしてないんじゃ…とその時は不安になりました。

 
3人での観光から帰宅したら早速もらった5円玉に赤いひもを通してなくさないようオルゴールのケースにしまいました。
そして、私がその占いに再度驚いたのは何年か後でした。

おまじないが効いたのかな？

当時のパートナーとは言葉では説明できないほど、たっくさんのネガティブな出来事がありました。
しかし私が大学を卒業後、その人と結婚、そして私が就職する前にめでたく子どもを授かりました。
今の旦那がその当時のパートナーです。

 
そして私は今もなおその子どもの子育てでほぼ専業主婦。
次の子も考えているので、わたしががっつり働くめどはついていません。
今思うと、占い師は私が就職するのは当分先だと知っていたのかな。と思います。
それにしてもあんなに荒波があったのに当時のパートナーと無事結婚して今幸せな生活を送っているなんてとても不思議です。

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