激務の果てに不思議体験…。初めて金縛りにあったときのことを今でも覚えています
私が体験した不思議なことは金縛りです。子供の頃から聞いたことがあって半信半疑だったのですが、これまでの人生で4回から5回ほど金縛りにあったことがあるのです。
初めての金縛り体験
一番最初に金縛りを経験したのが高校を卒業して就職もせずにフリーターをしていた私は自宅近くにあったコンビニでアルバイトをしながら生活をしていました。
コンビニのアルバイトは比較的楽な職業だろうと甘い考えを持って入ったのですが、勤務時間帯が夜の22時から翌朝の6時までの勤務で近隣に飲食店が多いこともあって大変忙しいアルバイトでした。
はじめてのアルバイトと夜勤勤務の生活を暫く頑張っていたのですが体がついていけずに体調をくずして自宅で寝ていたのです。すると私はこれまでの人生の中で経験をしたことがない脳みそがグルグルした感じに襲われてしまい最初は風邪の症状かなと気にしていなかったのですが、私は明らかに寝ているのです。
しかし意識だけは残っていて今の状況がハッキリわかっていたので目を開けて確認しようとしたら目は開いたものの体が思うように動けずにいました。この時は完全なる金縛りではなかったのですが、急激に全身に寒気が襲って来たと同時に私の下の名前を物凄い低い声で呼ぶ声が聞こえてきたのです。その瞬間に全身が硬直していくのが分かってあっという間に金縛りにかかってしまいました。
気を失ってしまったのでしょうか
私はさっきまで開いていた目を恐くて開くことができずに恥ずかしながら「お母さん!」と叫んでしまいました。しかし「お母さん!」という言葉も口が動かないので言葉というよりもうなり声になってしまうのです。
私はそのまま意識が薄れていって目が覚めた時は朝になっていました。この体験を友人たちに話してみたのですが、いまいち私の話を信じてもらえずにいました。
私はその後休日に本屋さんで金縛りについて幾つかの本をパラパラと立ち読みをして調べてみると、金縛りの症状が出る人の特徴は仕事などの疲れが残っている人がかかりやすいとも書いてありました。
この時以来、私は単なる体調不良のせいで金縛りにかかったのだろうと思うようにしたのですが1つだけ理解できないことがあるのです。それは私の名前を読んでいたのは誰だったのだろうということで、金縛りに合った時は自宅には私と母親と姉しかいなくて私の名前を呼んだ人は明らかに男性の声だったのです。
テレビも電気も消して静かな部屋に寝ていたにも関わらず、あんな低い声がしたのは何故なのか今でも分かっていません。これも過労や体調不良のせいというには納得できませんでした。その後も私には金縛りが起こって今回の話以上の事が起こってしまったのです。