【ビッグフット5】ヒマラヤのイエティとビッグフット
霊長類型の未確認動物とされているビッグフットは、身長2~3メートルで体重350~400キログラムという巨体を持ち、一説によると「初期の人類の生き残り」とされています。
しかし大型霊長類であるならば、北アメリカの気候にあわないのではないか(ダーウィンの進化論では、種が生き延びるには、熱帯雨林気候と、外敵から身を隠すことのできる、目立ちにくい環境が必要、とされています)、といわれています。
しかし、北アメリカよりも、さらに厳しい地域であるヒマラヤでも、類似する未確認動物の目撃証言が伝えられています。
北アメリカのビッグフットに近い特徴を持つイエティ
地球上で最も標高の高い地域とされるヒマラヤ山脈は、ブータン、インド、ネパール、パキスタン、そして中国の5つの国にまたがるアジアにある広大な山脈で、ネパールのエベレストは、標高約8900メートル(地殻変動などの関係で、測定値は刻々と変化しています)という、苛酷な環境を持っています。
この地で、北アメリカの類人猿型未確認動物同様に、全身毛で覆われた大型の猿のような未確認動物の存在が伝えられています。
その名をイエティといいます(イエティは3種類存在するといわれ、チュッティ、ミッティという種がいる、とされています)
ネパールはエベレストでの目撃証言
イエティは、ビッグフット同様に「未知の巨大類人猿型未確認動物」とされていて、その最初の目撃証言は古く、1832年にネパールの初代イギリス代理公使であるブライアン・ホジソン氏が、論文の中でイエティの目撃を記録しています。
また、1887年には、イギリスのウォーデル大佐がイエティの足跡を発見したことで、世界的にその名が広まりました。
その後もビッグフットと同様に足跡の目撃証言や写真なども記録されるようになり、現在に至っています。
2011年10月には、ロシアのケメロボ州で開催された「イエティに関する国際会議」の中で、「イエティが実在する確率は95%である」という結論がだされています。
日本にもヒバゴンが存在?
また、日本でも広島県比婆郡の山中で「ヒバゴン」という同種の未確認動物が目撃されており、これらがすべて同種であるとすると、実にさまざまな地域に存在する可能性が高まります。
奇しくもビッグフットの実在の可能性も、近年アメリカのテレビ番組で近代的な手法で検証されており、「未知の巨大類人猿型未確認動物」の確認が期待されているところです。