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「車線変更をすると渋滞する」ジンクスは本当?二者択一の不思議

社会
 
昨今では「若者の車離れ」といったことが世間でいわれていますが、車は「日常の足」や「社会的なステータス」という意味合いで、まだまだ人気を集めているグッズのひとつでもあります。車に関するジンクスもたくさん作られていて、ちょっとした運勢占い的なものから人間心理をあらわすものまで、さまざまな種類があります。ここでは、車にまつわるジンクスをご紹介していきます。

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隣の車線は早く進む?

車にまつわるジンクスの中で、最も有名なもののひとつに「高速道路で渋滞していて、車線変更をおこなうと、変更後の車線のほうがさらに渋滞する」というジンクスがあります。普段車を使っている人で、なおかつ高速道路を使う人の中では、このジンクスを体験した人はたくさんおられると思います。不思議なことに、「今走っている(厳密には渋滞しているので「走ってはいない=のろのろ進んでいる」という状態ですが)車線より、隣の車線の方が早く進めるのではないか」という決断をして車線変更すると、「変更後の車線の方が却って遅く進んでしまう」ということが多いように感じられています。

 

二者択一を行うときの人間心理

この原因は、その逆のジンクスがないことからもわかるとおり、「今の状態を改善するために何かアクションを起こす場合、結果が出ないことのほうが印象に残る」ということが考えられます。お笑いの世界には「ネタ」という考え方がありますが、うまくいったときよりも、うまくいかなかったときのエピソードの方が人当たりが良い、ということもあり、こういったジンクスが広まったのではないか、と考えられます。

 

赤い車を3台見るとラッキーなことがある?

また、「自分だけのラッキージンクス」といった個人的なものの中に、「赤い車を3台見るとラッキーなことがある(人によっては青や黄色の車の場合もあります)」というものがあります。通勤や通学途中に、必ずしも当事者が車に乗っている必要はなく、「見かけた車の色と数で、その日の運勢を占う」といったニュアンスが込められています。これは、朝のワイドショー等で放送されているような「星占い」と同じような効果を狙って活用されている、と考えられます。要は、「朝のうちにその日の気分を良くしたい」という個人の願いが背景にある、と思われます。またそれが毎日のことであったりすると、余計にある種の「信ぴょう性」を帯びてくるもので、そのことで更にこのジンクスの「運勢判断」としての立ち位置を強固なものにしている、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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