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実践してこそ活かされるジンクス。実直なイメージは本当?職人気質のジンクス

ジンクス

 

職人気質(かたぎ)という言葉があります。
職人特有の気質を指す言葉で、その意味は「自身の技能の価値を優先して、納得できるまで仕事をおこなおうとする性質」というところです。
実直な印象の職人気質ですが、関連するジンクスもいくつか存在します。
ここでは、職人気質に関するジンクスをご紹介します。

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職人になると頑固一徹になる

まず、よく言われているジンクスとして、「職人になると頑固一徹になる」というものがあります。
世間的には逆に「頑固一徹な性格の人は、職人関連の職業を選びやすい」とのいわれています。
職人のイメージには、「気難しい、社交辞令が苦手、無口、群れるのが嫌い、収入より仕事の質や成果物にこだわる」等がありますが、ひとことで言うと「頑固一徹である」ということが昔から言われています。
現代の職人関連の職業において、実際には必ずしも全部はあてはまらないこともあるのですが、職人気質という言葉がすたれないように、今でもこのようなイメージは根強く残っています。

 

 

日本酒作りの職人になると色が白くなる

それから、昔から言われているジンクス(厳密にはジンクスと言い切れないところもありますが)に、「日本酒作りの職人になると、色が白くなる」というものがあります。
このジンクスについては、近年科学的な根拠もあわせて語られているようで、酒作りに使う酒粕に、美白効果があるということがいわれています。
「美白と職人気質」は、イメージとしてはなかなか結び付きにくい組み合わせですが、ある程度の信ぴょう性を持ったジンクスのようです。

 

 

寿司職人が修行すると10年後にものになる

寿司職人に関するものとして、「寿司職人が修行すると10年後にものになる」といったジンクスがあります。
「石の上にも三年」ということわざがありますが、寿司職人の場合には、それをはるかに越えて修行しないとものにならない(=一人前にならない)、といわれています。
一見、どの職業の場合でも当てはまるジンクスにも思えますが、寿司職人に関しては本当に昔からいわれていますので、今ではジンクス以上の教訓や常識的な概念として定番化している、といえそうです。

 

 

江戸っ子は宵越しのお金を持たない

最後に、ちょっと職人気質とは毛色が違いますが、職人を感じさせるジンクスとして「江戸っ子は宵越しのお金を持たない」というものがあります。
これも昔からいわれているジンクスで、職人にイメージされる性格をうまくあらわしたジンクスであり、実際には宵越し=明日のお金は確保していることが考えられますが、頑固一徹とは裏腹な職人の気風の良さが伝わります。

 
ところで、これらのジンクスは誰がいつから言い出しているのでしょうか?
ジンクスにまつわるデータのついて考えてみましょう。

 

 

ジンクスとデータ

昨今では、データを重視する考え方が浸透しています。
野球やサッカー等のスポーツから、受験や入社試験等のテスト対策、企業における売上予測や市場動向、競馬や宝くじ等のギャンブルまで、データは将来を見越すための重要な情報として使われています。
さまざまななシーンで活用されているデータと、同じように活用シチュエーションが豊富なジンクスは、どのように関連しているのでしょうか。

 

 

知識と経験の違い

データは、位置付けとしてはあくまでも「知識」として存在しています。
経験していなくても、データを分析して、将来を見通すための材料とします。
そういった意味では、「疑似体験」をおこなうための材料である、ともいえます。
一方、「百聞は一見に如かず」、「案ずるより産むが易し」といったことわざのとおり、データがなくとも一回の経験で、その出来事の輪郭や性格をつかみ、傾向を把握するようなこともあります。
知識としてのデータは、未来予測に材料となり、経験は、予測の検証や、その先の経験の調整材料にもなり得るのです。

 

 

ジンクスは指針

知識と経験の効用に加えて、あらゆるジンクスは、これらのデータを実践するための「指針」として存在します。
ある出来事について、ジンクスを知って初めて傾向を意識するようなことも多々ありますが、大抵の場合には、知識と経験によって、予備知識を持った状態であることが多いものです。
このような状況の時に、ジンクスは有効な指針として活用できます。
例えば、「映画やドラマで、続編はヒットしないことが多い」というジンクスがありますが、実際にデータや経験として漠然と感じている傾向を、ジンクスが明確に言語化して示してくれています。
ジンクスを事前に確認することで、実際に何かを実行する際の指針として活用できるのです。

 

 

実践してこそのジンクス

このように、知識としてのデータと、経験値としてのデータ、それに指針としてのジンクスを組み合わせて、将来予測をより精度の高いものにしていくことができます。
このことからわかるように、ジンクスは、実践してこそその価値が輝いてくるものです。
実践することで、さらにその先にある実行計画を、より精緻に立てることができるようになります。
知識や経験を通して感じていた傾向に対して、あらゆるジンクスは、行動に対する指針として関連性を持って存在しているのです。

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カテゴリ: その他

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