> >

ポルターガイストとは?幽霊屋敷で夜な夜な起こる怪の正体

幽霊
 
みなさんは「ポルターガイスト」あるいは「ポルターガイスト現象」というものをご存知でしょうか。

家の中で誰もいないのに何かを叩くような音がする「叩音」、つまりドアなどをノックするようなノック音や指を鳴らす音、何かを折るような音。こういった不思議な音がする現象を「ラップ現象」というのですが、このラップ現象をはじめ光や火が現れる「発光」「発火」の現象、または家の中に置いてある物や家具が動いたり移動したり、さらには人も移動するなどの物理的な現象。

こういった家屋の中で起きる不思議な現象が、「ポルターガイスト現象」と呼ばれています。

スポンサードリンク


 

ポルターガイストは騒がしい幽霊?

ポルターガイストのそもそもの語源はドイツ語で、「ポルター」とは騒々しい音を立てるという意味。また「ガイスト」は「ゴースト」つまり幽霊ですから、ポルターガイストとは「騒々しい音を立てる幽霊」ということになります。

日本ですと、霊に憑かれた家や部屋があるというのが現代でも密かに話題になります。よく言われる「事故物件」というものですね。場所も間取りも良いのに、妙に賃貸料や販売価格が安い。そういった不動産は、悪い霊が憑いている事故物件ではないかと警戒されたりします。本当にそこが霊に憑かれた家なのかどうかはわかりませんが、何かいわくのある物件ではというものが存在します。

これが欧米世界で言うと、所謂「幽霊屋敷」というものだったりします。いかにも幽霊が棲みついていそうな古色めいた屋敷。夜な夜な聞こえるラップ音やポルターガイスト現象、そして屋敷内を徘徊する古めかしい衣装を身に纏った幽霊。欧米の幽霊屋敷につきまとうイメージとして、騒がしい幽霊=ポルターガイストは切っても切れないものだったりします。

 

ポルターガイストと幽霊屋敷のホーンティング

しかし、あらためてポルターガイストを考えてみると、それは本当に幽霊が起こす騒がしい現象なのでしょうか。
ポルターガイスト現象と幽霊屋敷で起きる現象とは、厳密には異なるものだと言う研究者もいるようです。

幽霊屋敷で起きる現象は「ホーンティング(Haunting)」というそうですが、これはつまり「ホーンテッド・マンション」の「ホーント=幽霊が出没する」家や屋敷という意味で、幽霊や火の玉が現れる、室内の温度が急激に変化する、姿は見えないのに何者かの存在を感じたり足音が聞こえたりする、といったことがあります。また、何か特別のことがない限り、その現象は住人が変わっても、また住人がいてもいなくても長い年月にわたって現れます。先ほどの日本の霊が憑いている家や事故物件は、つまりこちらのホーンティングの方ですね。

それに対してポルターガイスト現象は、基本的に幽霊やそれに類する何かが現れるといったことはないようです。またその現象が何ヶ月も長く続くことはなく、住人がいない状態では起きることがないのだそうです。

それではポルターガイスト現象は、幽霊屋敷のホーンティングとはまったく違うものなのでしょうか。またどうしてポルターガイスト現象は起きるのでしょうか。ポルターガイストとは何なのか?それを探ってみることにしましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

Comments are closed.