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未来人ジョン・タイターが使ったタイムマシンはどんなもの?

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2000年にインターネットの世界に現れ、「自分は2036年から来た未来人である」という発言をしていたという謎のキャラクター、ジョン・タイターは、自身が時空を超えてきたことを踏まえて、「タイムトラベラーである」とも名乗っていました。

「タイター」という名前はおそらく「タイムトラベラー」の略称であることが想定できるのですが、彼の本名がなんであるか、そして実在の人物なのか否かも、明らかになっていません。しかし、彼の発信内容からうかがい知ることのできる彼のミッションや説明のいくつかは、多くの人々にとって、ある程度理にかなったものでした。

もし本当に未来からやってきた者であるとすると、ジョン・タイターが使ったタイムマシンとは、どのようなものだったのでしょうか。そしてそれは本当に存在していたのでしょうか。

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H・G・ウェルズの創作で広まる

そもそもタイムマシンとは、現代の技術においても、未だ製作が実現されていない「空想上のツール」です。一般的には1895年にSF作家のH・G・ウェルズが発表した「タイム・マシン」によって、「過去と未来を自由に行き来できるマシン」という、タイムマシンの現在のイメージが作られました。

それ以前にも、1887年にはスペインの作家であるエンリケ・ガスパール・イ・リンパウが、自身の作品で「時間遡行(そこう)機械」という、タイムマシンの概念に酷似したツールを創作していますが、長年タイムマシンのイメージとして浸透しているのは、やはりH・G・ウェルズによるところが大きいもの、と思われます。

ウェルズの創作したタイムマシンのイメージは、その後も映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や、日本のアニメ「ドラえもん」などでも、そのままといっていいくらいの形で使用されています。

 

理論的には全否定されていない

タイムマシンについての注目すべき点は、物理学や自然科学の世界において「理論的には完全に否定はなされていない」、つまり「実現可能性は残されている」ということです。その根拠を学術的に述べると非常に難解なのですが、簡単に言えば、「多面的な世界観=多世界解釈による時空間の肯定」を前提としているということです。

多世界解釈はパラレルワールドという呼び方もされますが、とある出来事を巡って、物理的に実際に起こったことを含めて選択できるパターン分の世界が存在している、という考え方です。この解釈に、量子物理学的な要素を加えると、少なくとも過去へ遡るというアイデアは理論的には説明しうるものなのだそうです。

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カテゴリ: その他

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