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疲れ果て寝てしまった日の衝撃の出来事。あの夢を見なかったら生きていなかったかも

不思議体験

 

私は都会の美容専門学校を卒業し、数年間、先輩が経営する店舗で修行して2年前に独立しました。
新規に店舗を出店するとお金がかかるので母親が以前、居住していた店舗付住宅(1階が店舗で1階が居住部分となります)が空家となっていたため、その場所で開業しました。

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この建物は私が幼少期、両親と生活した懐かしい家

父親は早くに他界したことから、母子家庭で育ちました。
母親も元々は美容師であり、この場所で美容室をやっていましたが、数年前に他界したことから、お店はずっと閉鎖したままでした。

 
それから現在に至るまで母親に負けじと仕事1本で頑張って来ました。
事業も軌道に乗り掛けた1年前、不思議な体験をしました。

 

疲れ果てて眠ってしまいました

その日は凄く仕事が忙しく、朝から晩まで作業をし続けていました。
最後のお客さんのパーマが終了したのが、夜の8時でありました。

 
次の日のこともあるので、急いで片付けて食事、お風呂も済ませて午後11時半頃、あまりにも疲れていたのかすぐに深い眠りにつきました。

 
私はその夜、久しぶりに母親の夢を見ました。
それは、いつもどおりの笑顔で私に微笑みかけてくれていました。
私は「お母さん」と叫びながら駆け寄り、胸に顔をうずめて、久しぶりの母親に甘えました。
それは赤ちゃんが母親を恋しがるように無我夢中でありました。
母親が他界するまでは周りからも評判の仲が良い親子でした。

 
そんな最中、母親は私の手からするりと抜けてだんだん離れていきます。

 
私は「お母さん、お母さん」と叫びながら、追いかけましたがどんどん離れて行きました。
遂には母親は見えなくなりました。
ちょうど、その時、けたたましいサイレンの音に布団から飛び起きました。

 

自宅が家事に!

なんと、私の自宅が燃えていました。

 
私は、パニック状態に陥り、なんで私の家が燃えているのと考えながらも何とか脱出を試みましたが、ドアは開きません。
とりあえず、タオルで口の部分を覆ってしゃがみこんでいました。

 
半分ぐらい諦めかけていたその時、ドアの部分を蹴り破って、消防士の方が部屋に入って来てくれました。

 
その後、私は救出されて病院に搬送されました。
特にやけど等の外傷も無かったことからすぐに退院となりました。

 
翌日、店舗兼自宅の現場検証が警察官、消防士の立会で行われましたが、そのこで皆さんが口々に「不思議やな、なんであの部分だけ何も燃えてないんや、どう考えてもおかしい」と言われていました。

 
私は訳が判らず「何があったのですか」と問いただしたところ、驚愕の事実が判明しました。

 
はしご車に乗って2階部分を見せてもらったところ、私が就寝していた1畳半ぐらいの部分が何もなかったように残っていました。

 
1階部分は全焼、2階部分も他の場所はほとんどが燃えておりました。

 
私はその時、「お母さんだ、お母さんが私を守ってくれたんだ」と直感しました。
あの時、夢に母親が出てこなかったら、多分、焼け死んでいたでしょう。

 
まだまだこの世で頑張りなさいとのことで私を守ってくれたんだと思います。
これからも残された人生を悔いなく頑張ります。
お母さんのためにも・・・。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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