> >

行方不明だった叔父が現れたのは祖母のお葬式?本当に不思議な話です

不思議体験

 

先日祖母が亡くなり、お葬式がありました。胃ガンから腸に転移し苦しんだ末の最後で、どうにもやりきれないような思いがありました。
でも、ガンが見つかりながらもまだ元気だったお正月に、私の結婚したばかりの旦那も連れて実家へ帰り、みんなで食事をしたときの祖母の顔を思い出すと、高校を出てすぐに遠方で一人暮らしをしていた私をずっと心配してくれていた祖母に、少しは恩返しができたのかなあと思います。

スポンサードリンク

 

お葬式は平日にありました

葬儀は平日だったので、仕事をしていない私がひとりで実家へ帰り、お通夜から葬儀まで、お手伝いをしてきました。これはお葬式が滞りなく終わった後、実家で母と話をしていたときに聞いた話です。

 
母方の親戚にはお花屋さんをしている人(Aさんとします)がいて、今回のお葬式に使うお花はすべてそちらに頼んだそうです。お葬式のお花はお通夜のある日の早朝に会場に搬入することになっていたため、Aさんは朝7時頃、会場へ入りました。
父や叔父など近い親戚はまだ家に帰った祖母の遺体と一緒にいたときのことです。
会場のスタッフもまだ少なく、Aさんはひとりで台車を使って電気だけがついた会場へと歩いていました。

 

ひとりの男性が座っていました

すると、並べられたパイプ椅子の一番前、中央の席に、男の人が座っていたそうなんです。スーツだったので親戚の誰かかスタッフの人かな?と考えたAさんは、その人に向かって会釈をしましたが、返事はありません。
不思議に思いつつ会場の前方に花を運び終わりAさんが振り返ると、男性は一番後ろの端の席に移動していました。何も言葉は発しないままだったそうです。

 
その話を聞いた母がAさんに、どんな人だった?と聞くと
「40歳くらいで、Kさんに似てた感じだねえ。TさんっていうよりはKさんみたいな顔かな」
とのこと。母はとっさに「Oさんじゃないか?」と思ったそうです。
Kは私の父。Tは父の兄です。

 

おじさんだったのかもしれないです…

実は私の父親は3人兄弟でした。Tが長男、Oは次男、そして父が末っ子。Oさんは父ととてもよく似ていました。
でも私が中学生のころ、次男のOおじさんは失踪してしまったんです。ギャンブルにはまり妻子に迷惑をかけ、親にも借金を繰り返した挙句に行方がわからなくなっていました。
1年前の祖父の葬儀のときにも姿を見せず、きっと会いに来れない事情があったんだろうとみんなで話をしていたそうです。
その失踪したときがちょうと40歳ごろ。その頃にOおじさんは亡くなってしまっていたとするなら、一度も姿を見せなかった理由もわかります。

 
祖母はOおじさんのことをとても可愛がっていて、だからこそ何度騙されていてもお金を貸していたんだということでした。
最後の最後にやっと、母親に会うことができたのかなあと思うと、泣きたいような怒りたいような不思議な気持ちになります。
……なんて、本当はどこかで遠くで生きていて、意外と楽しく過ごしているのかもしれないんですけどね(笑)

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: 不思議な体験談

Comments are closed.