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初めての金縛りと誰かの視線。うだるような暑さが続く中学校夏休みの出来事

不思議体験

 

私の場合はあまり心霊体験などはないのですが、不思議な体験をした事はあります。
それは、中学生の時の夏休みの事でした。
母は働いていたので、私は家事などを少し担当していました。もしかしたらそういった体の疲れも、この不思議な体験をおびき寄せたのかもしれません。

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ご飯作りもやることのひとつでした

その日も、朝からとても蒸し暑くじっとしていても汗が出てくるような気候でした。
私は朝から掃除をし、昼までに様々な家事を終えなければなりませんでした。
妹も小さかった為、私が面倒をある程度見なければいけません。お昼にもご飯を食卓に並べて、妹にご飯を食べさせるのが私の役割でした。

 
ちょうどお昼には、心霊特集などを見るのを楽しみにしていました。ちょっと怖いな、と思いながらも見てしまうのです。そんな事をしているうちに、時間が夕方へと差し掛かっていました。

 

 

夕涼みを楽しみにしていました

その当時の私のもう一つの楽しみは、庭に洗面器を張っておいてその中に足を入れて涼む事でした。
まだエアコンのない生活をしていたので、涼しさを得る為には水を使う事が一番でした。
ですが、小さい妹が洗面器をひっくり返す危険もあるので、軒先に洗面器を置いて、そこに足をつけるのが効率の良い方法だったのです。

 
日中ほどよく労働した事が影響してか、私はそのまま眠ってしまいました。外はとても明るくて寝にくい状況だったのですが、やはり日頃のなれない家事が私を疲れさせていたのかもしれません。

 

 

体がうごきません

そして眠りにつくと、異様な感じがだんだんしてきました。意識はとてもあるのに、何故か体が動かないのです。手を上げようとしても、足を上げようとしてもびくともしなくなりました。それだけではなく、どこからか視線を感じるのです。

 
私の実家の目の前は完全な壁でしたので、人が見る事はまずありませんでした。なのに、視線がある、という意識だけはどんどん強くなっていったのです。怖さと緊張感で私はさらに動けなくなっていました。しかし、瞬間的にその動けない状態から解放されたのです。

 
私は、初めての金縛りにあったのかもしれません。その日はとても怖かったので、妹となるべく離れないようにしていました。しかし、金縛りはまだいいのですが、視線があった事の意味は今でもわかりません。

 
金縛りの現象にあったのはその時が最初で最後なのですが、今でも思い出すと不思議な感じがしているのです。何者かが、私を見つめる為に束縛したのかもしれない、と思うと、思わず背筋が今でも凍り付いてしまうのです。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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