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ついにわたしも金縛り体験。心の底から怖かったそのときの出来事を詳しくお話します

不思議体験

 

数ヶ月前のことですが、生まれて初めて金縛りに遭いました。

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確かに聞こえた男性の声

あれは休日の昼間でした。
睡魔に負けて、少し昼寝でもしようと布団に潜っていたんです。すぐに眠れたのを覚えています。窓を少し開けていたので風が入ってきましたし、まだ真夏ではありませんでしたから。

 
ふいに、目が覚めました。
私は寝るときに掛け布団を頭からすっぽりかぶるクセがあり、あのときも視界を布団の色のみが占めていました。
そして――声が聞こえたんです。聞き覚えの無い男性の声が。真上から。

 

 

現実的なことも考えました

私は女ですから「寝ぼけて自分の出した声を聞き間違えた」ということはありえませんし、一人暮らしなので他に家の中には誰もいないはずです。
なのに、確かに聞こえたんです。
動転して細部は覚えていませんが、「まだ居るつもりか」という内容でした。

 

真っ先に考えたのは不法侵入でした。
窓をこじ開けて誰か入ってきたと思ったんです。

 

危害を加えられないためにどう行動するべきか、冷えた背筋で必死に考え始めました。月並みな表現ですが、時間にして数秒のはずが私には長く感じられました。

 

 

圧力を感じ始めました

混乱が収まらないうちに、今度は布団の上から圧力が掛かり始めました。
何かが私の頭のほうから窓のほうへと向かってのそりのそりと歩いていくように、圧力は移動していきました。
その間にも、私は必死で頭を働かせました。掛かる重さからして、人間とは思えない。
そもそも、窓には一定以上開かないよう補助の鍵を付けているので、人が入れる隙間が有るとは思えない。じゃあ今私の上に居るこれは、ひょっとしてカラスか何かか? とにかく混乱しました。

 

ふいに、圧の移動が何故か胸部でひたりと止まりました。一応女なので、何かわからないものがそんなところに居るのは非常に気持ちが悪かったです。
嫌悪感から身をよじろうとして、初めて気付きました。

 

 

金縛りにあっていました

体が、全く動かないんです。
「金縛りだ」と思い至りましたが、その最中にもその「よくわからないもの」は胸の上でじっとしているんです。とにかく気持ち悪くて、恐怖より何より気持ち悪くて、体が動かせないならせめて声で威嚇しようとしました。ですが、声すらも出せない!
必死で体に力を込め、声を出そうとし続けました。これも、体感としては長かったですが、実際は数秒だったでしょう。

 

ややあって、やっとのことで声を出せました。「ぐああああ」だったか「ずああああ」だったかは覚えていませんが、女性らしさが微塵もなかったことは記憶しています。
同時に、金縛りも解けました。慌てて飛び起き、布団を跳ね除けて室内を確認しましたが、もちろん誰も居ませんし窓も少ししか開いていない状態のままでした。
……今でも、あれが何だったのかわかりません。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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