手のひらに現れる様々な紋の秘密。手相占いで重要なのは線だけではない!
手相について少し詳しく学んでいくと、様々な名称がたくさん出てきてだんだん混乱していってしまう人も多いのではないでしょうか。
手のひらの宇宙を読み解く手相
掌線の名称でも、生命線や頭脳線、感情線、運命線といった基本的なものから、仕事線や直感線、マネージメント線やユーモア線といったものまで、色々な呼称のものがあります。
また線だけでなく、丘もあれば環もあり、紋と呼ばれるものもあります。
手のひらには実に多くの線や模様があり、それがひとりひとり皆異なっているのです。
手相は、手のひらに映し出された宇宙を読み解くものだという考え方からすれば、小さ手のひらのなかの様々な線や丘、環や紋のひとつひとつが私たちの性格や運勢、人生のあり方や未来に関わっていると言えるでしょう。
今回は、そういった様々な手のひらの模様のなかで、紋と呼ばれるものを見て行きたいと思います。
手のひらに不思議な図形をつくり出す紋
生命線や感情線といった、ほとんど誰にでも刻まれる基本的な線はすぐにわかりますが、紋とはどのようなものでしょうか。
紋という言葉の意味は、あるものの表面に表された図形や模様ということですが、手相の場合、紋とは掌線が組み合わされてある形をつくり出しているものということになります。
それは、いくつかの掌線が組み合わされて大きな図形をつくっている場合もありますし、フィッシュ(魚)やスター(星)、クロス(十字)や井桁、四角など、小さな線が組み合わされて特殊紋と言われる図形をつくっていることもあります。
また、中国手相では感情線を「天紋」、頭脳線を「人紋」、生命線を「地紋」と呼び、紋が線そのものを指している場合もあって、この辺の明確な区分はなかなか難しいのですが、ここでは紋とは複数の線が組み合わされてつくり出した図形のこと、と憶えておけば間違いないのではないでしょうか。
手のひらの宇宙につくり出された大きな図形の代表「三奇紋」
わりとメジャーな掌線が組み合わされてつくり出される大きな図形=紋の代表例、それもとても珍しくかつ大吉相の代表例に「三奇紋」というものがあります。
三奇紋については別の記事でも紹介したことがあるのですが、人生を送っていくうえで成功や名声、金運に大きな関わりのある運命線、太陽線、財運線の3つの線がつくり出す図形が三奇紋。
中指の下に縦に刻まれる運命線、薬指の下に縦に刻まれる太陽線、小指の下に縦に刻まれる財運線の三本の線が途中で重なり、一本の線となります。
三奇紋は別名「三喜紋」や「覇王線」「羅王線」と呼ばれ、人生の成功、名声、金運においては最強の手相とも言われています。
特に中年以降に事業や商売を大きく発展させて成功し財を成す人の紋と言われていますから、人生の後半にぜひとも表れてほしい紋です。