ケルト十字法の並べ方・占い方の基本:初めてのタロット占い9
ケルト十字法には様々なバリエーションがあり、カードの展開の仕方にもいくつかの方法があります。
どのスプレッド方法を選ぶかは自分がこれだと思うものでよいわけですが、ここでは私が親しくしていただいた占い師さんに教えていただいた方法をご紹介したいと思います。
解説書やインターネットのサイトなどで紹介されている、一般的な方法とは若干異なるかも知れませんが、こういうスプレッドもあるということで覚えていただければと思います。
ケルト十字法で使用するカード
ケルト十字法で使用するカードも大アルカナ22枚のみを使用する方法と、フルデッキ78枚のすべてを使用する方法があります。
ケルト十字法の場合にも、初めは大アルカナのみを使用して行い、カード全体に慣れてきたらフルデッキを使用すると良いでしょう。
ケルト十字法でのスプレッドの方法
まず、他のスプレッドと同じように、何を占いたいのか質問の内容を整理し心を落ち着けながら、一連のシャッフルの流れを行います。悩みや問題、願望などを、なるべく具体的な質問に整理してカードに静かに問いかけるようにシャッフルを行っていきます。
シャッフルが終わったら、カードの裏側を上にして左手にまとめて持ちスプレッドを始めます。
(1)まず上から1枚目のカードを右手に取り、その1枚目の上に2枚目、3枚目と順番に取って載せていき6枚目まで右手に取って載せたら、その6枚のカードの束を横回転で表に返してテーブルのクロスの中央に縦に置きます。1枚目のカードが表になります。
(2)次に、いま中央に置いたカードの束の上に、少し右下にずらした位置で左手に持ったカードの山の上から7枚目のカードを置きます。
(3)更に、7枚目のカードの上に下の方に重ねるようにして、8枚目のカードを横向きにして置きます。なおカードの天地(カードの上下方向)は左側が天の方向になるように置きます。
(4)続いて、この8枚目までのカードを置いた山の上側に9枚目、下側に10枚目を1枚ずつ置きます。
(5)更に、今度は中央の山の左側に11枚目、右側に12枚目を1枚ずつ置きます。
ここまでで十字のかたちができています。
(6)次に、最初の手順と同じく左手の山から右手に1枚ずつ順番に6枚のカードを取り、表に返して、十字のかたちの右側の下方に置きます。13枚目のカードが表に出ています。
(7)いま置いたカードの上に、少し右下にずらした位置でもう1枚カードを置きます。このカードが19枚目のカードです。
(8)更に、その上方の位置に20枚目を置き、その上方に21枚目、最後にその上方に22枚目を置いてスプレッドは終了です。
大アルカナ22枚のカードのみを使用する場合は、これですべてのカードを並べたことになります。
こちらの記事もご覧ください。
「万能スプレッド「ケルト十字法」での占い方:初めてのタロット占い8」
「ケルト十字法で展開したカードの読み方は?:初めてのタロット占い10」