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パラレルワールドとは何?四次元世界との最大の違いとは

パラレルワールド
 
四次元という考え方は、「物理的に縦・横・奥行きに加えて、時間軸などの第四の要素を加味した超立体的な世界であり、論理的には存在するとされているが、未だ人類はその存在を物理的に確かめることはできていない」という状況をベースとしてはいるものの、それでも多くの人々に、その存在可能性を語られている概念のひとつです。

一方、よく四次元と類似した捉え方をされるのが、「パラレルワールド」という概念です。四次元とパラレルワールド、知らない人には一見同じような「空想の産物」に見えるのですが、共通点はあるのでしょうか。また、両者の違いは、どのようなところにあるのでしょうか。

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最大の違いは「次元」の捉え方

四次元を語るうえで、前提となっている概念が「次元」です。「次元」とは、点から線、線から立体、そして立体に時間軸の概念を加えるなどして、それぞれの「空間の広がりの世界」が異なっている、といわれています。

一次元と二次元、二次元と三次元、そして三次元と四次元は、発端は同じところではあるものの、それぞれ干渉しあうことのない世界である、と捉えられています。たとえば二次元の代表的な例が、漫画やアニメなど、平面的な事象です。これに対して三次元は、漫画やアニメのキャラクターのフィギュアなど、立体的な事象であり、両者の世界が交わることはありません。

これに対してパラレルワールドとは、平たく言えば「同じ次元において、選択が違った場合に起きる別の世界」である、とされています。この点が、四次元とパラレルワールドで、大きく異なるところです。

 

SF作品でよく取り上げられる概念

パラレルワールドは、古くからSF(サイエンスフィクション)の分野で、頻繁に取り上げられているテーマのひとつです。

ある人が悩んだ末に、とあるアクションを取って、結果が芳しくなかったとします。こういった場合に、「こうすればよかった、ああすればよかった」と、後になって後悔するのですが、「もし違った選択をしていたらどうなっていたか、もしかしたら違った選択をした場合の世界が、現実世界とは別に存在しているのではないか」、という仮説をもとに、同じ題材が、さまざまなシチュエーションで取り上げられています。

「現実世界」とは、偶然を含めた因果応報の世界なので、パラレルワールドはある意味「ありえない世界」のように思われるのですが、論理的学術的には、「存在しないもの」とは言い切れないところがあるようです。パラレルワールドは、四次元世界と同じく、「現実にはあり得ない、空想の世界の中にだけ存在するものではない可能性がある」、ということです。

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カテゴリ: その他

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