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ピラミッド・アイ・タブレットとプロビデンスの目の奇妙な符合

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1980年代に、南米はエクアドルで発見されたピラミッド・アイ・アブレットは、高さ約30センチ程度のピラミッド型の石造工芸品なのですが、ピラミッドの頂点のあたりに描かれている目のような模様が、大きな特徴となっています。紫外線を当てると発光するという、ピラミッド・アイ・タブレットの目と、アメリカで浸透しているというプロビデンスの目との関連が、専門家の間で取り沙汰されています。

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キリストの摂理であり、神の全能の目をあらわす

プロビデンスの目とは、目を描いた意匠であり、その発祥は、古代エジプト神話に登場する「ホルスの目(ウジャトの目ともいわれています)」にある、という説が知られています。仏やキリストの絵画が彫像における「後光」を意味する光背や、キリスト教の「父と子と聖霊」をあらわす三位一体の象徴である三角形などと組み合わせて用いられることが、キリスト教をはじめとした宗教関係の工芸品などで多くみられます。このように、プロビデンスの目は、「神の全能の目」といったニュアンスで語られることが多い意匠です。

 

ピラミッド・アイ・タブレットとアメリカの符合

プロビデンスの目は、現在のアメリカにおいて、国章の裏面をはじめとして、各種の紋章や、通貨のデザインなど、多くのものに取り入れられています。特に、国章の裏面は、未完成のピラミッドの頂点に、後光のようなものとあわせてプロビデンスの目が描かれており、これはエクアドルで発掘されたピラミッド・アイ・タブレットのイメージそのものである、とも受け取れます。古代エジプト神話が発祥とされるプロビデンスの目が、南米エクアドル中央部のラ・マナで発掘されたオーパーツと、奇妙な符合を見せているのです。

 

中世からルネサンス期にキリスト教にも浸透したホルスの目

プロビデンスの目は、ホルスの目をルーツとして、中世からルネサンス期にかけて、三位一体とあわせてキリスト教に浸透していった概念であり、アメリカもまた、1776年に建国した国家であるため、古代エジプトやインドがその製作に関連していると推測されている(ピラミッド・アイ・タブレットに刻まれている古代サンスクリット語が、古代インドで使われていた文字であることから、その関連性がいわれています)ピラミッド・アイ・タブレットとは、年代的にそぐわず、前後関係も見えてこない、というのが実情です。アメリカの国章裏面のデザインにあるピラミッドの段数と、ピラミッド・アイ・タブレットと段数も、13段で一致しています。これが何を意味するのかは、まさに「神のみぞ知る」というところです。

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カテゴリ: その他

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