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見どころはモアイ像だけじゃない!観光地としてのイースター島

10.モアイ
 
チリのイースター島は、モアイ像が何体も残っていること、モアイ像を擁するラパ・ヌイ国立公園が世界遺産に指定されていることなどにより、世界的に有名な島なのですが、その温暖な気候や、モアイ像に代表される神秘的な雰囲気から、南太平洋の観光やリゾートスポットとしても人気を集めています。日本からはるばる実物のモアイ像を見学に行くような場合には、あわせて知っておきたい見所も多数存在しています。ここでは、観光地としてのイースター島について、ご紹介していきます。

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人が住んでいる村はひとつだけ

チリの首都のサンチャゴからの距離が約3,700km、リゾートとしても有名なタヒチからだと約4,000kmという距離です。タヒチからイースター島までは、飛行機でも約5時間かかるといいますから、まさに「絶海の孤島」という島です(日本からだと直行便は運行しておらず、タヒチ経由かチリのサンチャゴ経由で行く必要があります)。人が住んでいる集落としては、ハンガロア村というところが唯一の集落だそうで、ここに約4,000人の人口のすべての人が暮らしています。島内には交通機関はなく、移動手段としては車がメインになるようです。

 

物価が高い

観光地はたいてい物価が高めなのですが、先ほどお話したとおりの「絶海の孤島」だけに、観光地の中でも物価はひときわ高いようです(日本食レストランがあるのですが、定食のようなドリンク付きセットが日本円で3,000円程度、とのことです)。また、モアイ像制作がこの島でおこなわれていたことを示すような、石を削る道具や彫りかけの凝灰岩なども、採石場所の火口跡付近で確認することができます。

 

モアイ文化後のマケマケ信仰も見どころのひとつ

12世紀頃から15世紀頃にかけてモアイ像が大量に作られ、その後部族間抗争によってモアイ像がすべて打ち倒されたこととあわせて、「モアイ像信仰」は終焉を迎えたのですが、イースター島でその後に起こった「マケマケ信仰(=鳥人儀礼)」に関する遺物が存在していることは、メジャーなモアイ像の存在と比較すると、あまり知られていません。マケマケ信仰の名残のレリーフや、儀礼に使われていたと思われる洞窟なども残されています(オロンゴが、超人儀礼伝説の場所として知られています。食糧難や部族間抗争は継続していたと思われ、洞窟内には食人がおこなわれていたようですが、最内部には入ることができないようです)。このように、イースター島には、モアイ像以外にも見所がたくさん存在しているのです。

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カテゴリ: その他

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