神頼みの活用も実力のうち!ジンクスが重宝される3つの業界
ジンクスは世の中に広く浸透しているとはいうものの、あらゆる人々に同じ重要度で信じられたり、活用されたりしているわけではありません。信じる人はより信じていて、中でもとある業界においては非常に重要度の高い活用のされ方をしています。ここでは、ジンクスを重宝する業界の上位3つをご紹介します。
芸能界
まずあげられるのが芸能界です。「運は水物」、「水商売」とはうまく言ったもので、人気商売であるところの芸能界では、「2年目のジンクス」や、「とある舞台をおこなうときには必ずお参りに行く」、「何かを始めるにあたっての儀式はかかさないようにする」等、ジンクスを非常に重要視しています。なぜ重要視しているのか、を考えてみると、芸能界での流行り廃りは水もの=その時の世相や世の中の流行に非常に左右されるものであり、人気者でい続けるための「確固たる根拠が少ない」ことがあげられます。こういった環境では、特にジンクスが非常に重要な要素として取り扱われていることもうなづけます。
スポーツ業界
次にあげるのはスポーツ業界です。この業界も芸能界同様、ジンクスを信じる人が多い業界です。芸能界に比べると「水モノの要素=人気に左右される要素」は少ないようにも見えますが、実際には人気商売でもあります。すべての天才スポーツ選手が長年活躍できたり、「努力して実力を身につければ、必ずプロになれるわけではない」といった事実が、水モノの要素を含んでいることをあらわしています。「2年目のジンクス」などは、スポーツ業界から広まったジンクスであるともいわれています。
政治の世界
最後にあげるのが政治の世界です。芸能界の持っている「水モノ感=人気重視、タイミング重視」、スポーツ業界の持っている「もともと持っているか、または努力して積み上げた実力があったうえでの水モノ感」の両方の要素を含んでいるうえに、選挙や後援会といった直接的な人気指標があったり、(芸能界やスポーツ業界にもありますが)世襲的な要素により、職業としての政治を続けなければならなかったりといった要素が加えられていて、「やれることはなんでもやる=ジンクス、神頼みが必要」といったシビアな業界を形成しています。
これら3つの業界に共通しているのは「水モノ」、「天才性または努力して積み上げた実力による優位性」、「直接的な勝負の要素=勝ち続けることで生き残れることが明白」といった要素であることから、これらの要素を補完するものとして、ジンクスが大きく取り扱われている、といえそうです。