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夢と現実を行き来していたわたしたち。Rちゃんとの共通夢

不思議体験

 

不思議な体験をしたのは私が5歳の時の幼稚園でのことでした。
私は両親の再婚をきっかけにとある田舎町に引っ越して来ました。
人見知りの激しい性格だった私は近所の子たちになかなか馴染めず、近所の子たちと姉が楽しそうに遊んでいるのを見ているだけでした。
そんなときに私と同い年の子のRちゃんが話しかけてくれたのをきっかけに仲良くなりました。

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突然の意味の分からない会話

Rちゃんは頭も良くて優しい性格でとても明るく元気で明るい子でした。私自身もそんな明るい彼女の性格が大好きで一緒にいると自分自身も明るくなれた気がしていました。
どこに行くのも一緒でしたし、好きなことや好きなものも一緒でとても仲が良かったです。
ある日の帰り道、Rちゃんと楽しくしゃべりながら帰っていたのですが、突然「昨日の海、本当に綺麗だったね、とっても楽しかったよ」と言ってきました。
なんのことなのかわからなかったのですが当時Rちゃんのご両親は海の近くで働いていたので、「お母さんと海に行ったのかな?」と思い、その時は曖昧な返事をして会話を流しました。

 
しかしその後もRちゃんは私に会うたびに「昨日の夜、ココの神社で一緒に遊んでたときにね…」「Sちゃん(私)ってば、ここで転んで大泣きしたんだよねぇ」など私自身には全く身に覚えのないことを話してくるようになりました。
最初はツッコんでいいものかわからなかったですし、何より意味不明な内容なため当時の私はどう言葉をかけていいのかわかりませんでした。

 

確かに、一緒に遊んでいました!

そんなある日、私は夢を見ました。その夢にはRちゃんがいていつものように幼稚園で一緒に遊んでいました。
泥団子を作ったり、縄跳びをしたりなどして遊んでいるとRちゃんが突然「また遊ぼうね」と言ってそこで夢から覚めました。
夢自体は不思議ではなかったのですが、なぜか夢の内容を鮮明に覚えていて忘れることができませんでした。
その日もいつものようにRちゃんと一緒に遊んでいるとRちゃんが突然、「ここで昨日2人で遊んだよね、泥団子作ったり縄跳びしたりしてさ…」と言い出しました。
その後彼女の口から出てくる言葉は全て私が見た夢の内容と同じでした。
あまりにもびっくりしたので私はついに「Rちゃんってさ、いつも私と遊んだ時の話をするけど、それってどこで私と遊んだの?」と尋ねました。

 
すると彼女は当たり前のように「夢の中に決まってるじゃない。いっつもSちゃんとは夢の中で遊んでるんだもの。覚えてないの?」と言ったのです。
夢を見ても朝起きてしまうと忘れていることがほとんどだったので、もしかしたら私が忘れていただけで実はRちゃんと夢の中でも仲良く遊んでいたんだと思うと不思議な気持ちになったのと同時になんだか嬉しい気持ちにもなりました。
現在はRちゃんとはもう何年も会っていませんが、今でもRちゃんと出会えて良かったと思っていますし、この不思議な体験も良い思い出の一つです。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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