小アルカナカードの解釈をすすめる減産の方法。占うときは数字に注目してみて
小アルカナは複雑な物事がシンプルになっていく減算で覚えていくと簡単。
小アルカナの基本
小アルカナカードは、それぞれワンド・カップ・ソード・コインの4つの象意にそれぞれ10枚の計40枚に加えキング・クイーン・ナイト・ペイジの計12枚。
合計56枚のカードがあります。
もちろん一枚一枚に意味があり、正位置と逆位置で単純計算にして合計112通りの意味がある事になります。
これを全部覚えて行くのは…正直無理があります。
タロットには流れがあります
タロットカードを使いこなすのに大切なのは意味より流れを把握しておく事です。
そのカードのみならず、前後にあるカードの流れから意味合いを汲み取る方がはるかに楽にかつ的確な読み方が出来るようになります。
特に枚数の多い1から10の数札は流れを把握する事で覚える必要があるのはたった10個のパターンのみにぐっと減少します。
10から1に向って
複雑雑多な10から1に向かって下っていくのが小アルカナカードの特徴。
小アルカナカードは大アルカナに比べると、一過性の意味合いが強く、また人の心や環境に関する物事を読むのに向いています。
例えば恋愛における相手の気持ちや、どういう印象を保たれているのか?等です。
基本的に人の気持ちや感情というのは常に一定してはいません。
楽しい気分の日もあれば、悲しくなる日もあるでしょう。
ウーンとかんがえる時もあれば、何も考えなくとも出来る場合もあります。
始めは一つ一つ手順を確認しながらやっていき、時間がかかっていた物事でも繰り返して行くうちに、無意識に出来るようになっていく事は常ですよね。
小アルカナのカードはまさしく、このプロセスのままに進んでいきます。
数が大きいほどそれはひとつの物事に意識や感情が集中せず、環境はより雑多な状況になっていきます。
その渦中に翻弄されていればストレスも溜まっていきます。
ですが、状況は刻一刻と変化してき、やがて一つに絞り込んだ時、全ては理路整然と収まり、集中力が増していきます。
その結果、いいモノが出来上がっていきます。
コインのカードから分解して覚えていくと覚えやすい
小アルカナカードの中でコインのカードはある意味、器としての役割があります。
そのコインにつまっている要素を分解して行った時、要素としてカップ表される感情、知識と判断を示すソード、情熱を表すワンドが出てきます。
例えばコインの10は10個の箱の中に残り30のエネルギーがそれぞれ詰まっているため、物事はより煩雑になっていきますが、1に示されるような大きな一つの箱につまっているエネルギーはより強力で確固なものと考えられます。
小アルカナカードを覚えていく時は、その数のコインからエネルギーが分解されて何が特化して飛び出ているから、今の状況が出来上がっているのか?はたまた今の気持ちが芽生えているのか?とかんがえる事が出来るようになります。
この考え方が身につくと、小アルカナはちょっとした物事を占うのに、とても最適なカードであり、気になる物事を占うのにとても役立ちます。
小アルカナは原則絵柄は無視して数字のみの情報で占う
小アルカナカードにも、大アルカナのように、場面がイメージとして描かれている事があります。
ですが、小アルカナカードに限り、基本的に絵柄は無視して数字のみで、読み取っていく事をおすすめします。
実際、自分が小アルカナカードを用いる場合は絵柄の無いカードを使っています。
というのは、実際にそのカードが伝えたがっていることと、カードに描かれているイメージが全然違う場合というのがあるためです。
大アルカナは長期的でかつ人生において重要な要素を占う場合、一枚のカードが持つ意味は複雑でかつ深いものになります。
小アルカナのカードは複雑では無い反面、数字とそれぞれのスートと呼ばれるコイン、ソード、カップ、ワンドの性質を理解していないと、意味を引き出すことが難しいのです。
ある意味、大アルカナカードよりも読むのに集中力を必要とする小アルカナカードにおいて、絵柄は、集中力を逸らしてしまう要因になりかねません。
小アルカナカードに絵柄が入っている場合、出来る限り絵ではなく数に意識を集中するようにすると、より読みやすくなります。