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孤高の欲求…タロット小アルカナ:コインの5・剣の5の意味

タロットカード

コインの5の解釈

5番が指し示す意味は基本的に「自己主張」です。
あらゆる要素が一つの器にまとまっている事を意味するコインの5番は人格的にもステータス的にも独立している事を表します。

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人格的に見れば、コインの5番はしっかりとした自分の軸を持っている反面他者を受け入れるという要素が無いので、頑固であったり、自分より外の範囲が見えていない時があります。
ちょうど、新しい言葉や単語を覚えた子どものように中から外へと主張する事に一生懸命になるので、基本的には他人が自分の事をどう思っているかは関係無いのです。

5番のカードにおける主張はエネルギー的にも、外へと自分自身が与える影響力がついてくるタイミングでもあります。

タロットカードにおいてコインの5番に描かれる場面は、全般的にあまり良い状況が描かれる事がありません。

これは実生活に当てはめてみるとイメージしやすいかもしれません。

自分の軸があって物事をハッキリと言う人は渦中の外から見れば、いいなぁ、すごいなとポジティブな見方が出来ます。
が、近い距離で関係性を持つと集団で行動するといった習慣を持たないため、面倒くさく感じる場合も多くなります。

仕事で独立を目指す、親元や地元を離れるなどと行った今までいた集団から離反する事を目的として占った場合、このカードが出ている時は行動に移しても上手く行くでしょう。

 

コインの5の正位置

ですが、集団や組織においてコインの5番は正位置に出ても逆位置に出ても手強い壁や問題として立ちはだかる可能性があります。

コインの5番が正位置に出ている時、主張とコインが持つ物質の意味合いとどちらが強く出ているかによって、読み方を変えなければなりません。

そのためには、質問内容を細かく振り返り、なぜ今このカードが出てきたのか?を吟味しながら読んでいきます。

全ては目的に対してのプロセスへのアドバイスであり、目印です。

コインの5番は、人であれば主張、物であれば消費を表し、そのどちらにも起こりえる事は「離反」手放すという事です。

 

コインの5の逆位置

逆位置に出てきた場合、コインの5は自分が動かずとも、周りが自分から離れていく現象や意味合いを指し示します。

人間関係であれば、主張が強すぎて、周囲から孤立する、またはしている状態を表すでしょう。
物であれば一時的な欲求や不安から自分を安定させるために物を買い漁る浪費する等の現象を警告します。

特に、精神面的な面においてコインの5番は「無いと思うから埋めたくなる」という枯渇から来る欲求に対して「それは違うんではないかい?」と警告をするために出てくる事が多いカードです。

人は潜在的に他人が持っていて、自分には無い。と思うものを欲しくなり、そしてそれが手に入らないものであれば他の何かで代替的にその欲求を満足させようとする傾向をもっているそうです。

無いという思い込みから飢餓感が生まれ、それを解消するために他のもので穴を埋めようとするのです。

この状況は今持っている全てを消費する可能性があります。その可能性を伝えるべくコインの5番は現れる事が多いです。

 

剣の5の解釈

主に理性と知識を意味する剣の5番には、感情的な要素の存在しない自己主張という側面があります。

主張する仕方には、様々な切り口がありますが、剣は基本的に感情や心に働きかける。という要素がありません。
あくまでも知識と理性にのっとり、必要であると決断した物事のみを淡々と行います。

他者目線で観れば冷たい、非常と感じることでも、5番には他者が存在しないので剣の5番の世界には、妥当だと判断すれば何でもありになります。

このカードを読む時に注意しなければならないのは、感情で読んではいけない。という事です。
感情が無いのに感情で読むと、大事な部分を見逃してしまいます。

また、剣のカードとは基本的に一本気であることも忘れてはいけません。

剣の5番には、他者に影響を与えるエネルギーがありますが、それは結果であり、プロセスはまた別です。
このカードが指し示す物事はプロセスである事が殆どです。

 

剣の5の正位置

剣の5番が正位置で出る時、そのプロセスは計算されつくしたシナリオです。
また、相手にはもちろん、自分自身にすら情というものが無い状態で意思を通そうとします。

人物であれば、感情が全く見えてこないので、取っつきにくい印象を持つでしょう。
正直で真面目ですが、気持ちという部分に変化が起きません。

 

剣の5の逆位置

逆位置に出てきた場合、マイナス面が強調されていきます。
剣が逆さまに出てくる時は、地面に尖端を突き刺すのと同じように、意図せずとも、人やもの、状況を切るという事態が発生する可能性を秘めています。
特に主張を意味する剣の5番は、その切れ味に感情と他者が存在しないため、容赦と加減がありません。
何かを切る時は、いつか必ず切られるという状態が発生します。

カードの流れにもよりますが、今まで切ってきた経験が多い場合、自分が同じ目に遭うという予告として現れる場合があります。

また交渉事においても、他者が存在しない5番の逆位置は決裂を意味し、別離の可能性もあります。

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