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風水の最重要ポイント「気の流れ」と吉凶に関係する二十四方位

方位磁石
 
風水では、吉方位(良い方角)、凶方位(悪い方角)ということがよく言われる。

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なぜ吉凶があるのか、なぜ個人により吉凶の方位が異なるのか?

 

1・吉方位と凶方位

風水を考えるとき、最も重要となるのが気の流れである。気の流れを良くすることで生活環境が良くなり、健康、発展、成功が得られると、風水では考える。なぜなら、気のエネルギーが、人の体や精神に影響を与えるからである。

気は、天と地の間に存在し、常に流れ、動き続けている。そのエネルギーの量も流れる方向も、常に変化し続けている。そのため、吉凶の方位は常に変化する。吉凶の方位は年毎に定められているので、1年の間一定ではなく、大きな流れの中で小さな変化が起き続けていると考えると、無理なく吉凶の方位を受け入れることができる。

また、地球上に生まれ落ちた瞬間に受けた気のエネルギーが、その人に最も強い影響を及ぼすことから、生年月日により個人の吉凶の方位を判断する。正確な生年月日と出生時刻、出生地の情報があれば、より正確な吉方位を知ることができる。

 

2・ 二十四方による方位

方位といえば、東・西・南・北の4分類、さらにそれぞれの間をとって、北東・北西・南東・南西の8分類、さらに間をとって、16分類がある。北と東の間は、北・北北東・北東・東北東・東となる。

これとは別に、古来より使われている二十四方(にじゅうしほう)という方位がある。十二支(子丑寅…)と、八卦のうち4つ(巽・坤・乾・艮)、十干のうち8つ(甲乙丙…)を合わせた24分類で、360度を分割する。十二支のうち子・酉・午・卯の四つと八卦を、前述の8分類にあてはめ、それぞれの間に、十二支の残り8つと十干の8つを当てはめる。すると、8分類の間に、2つづの方位ができることになり、北と東の間は、子・癸・丑・艮・寅・甲・卯となる。この方位を16分類に当てはめてみると、

子( 0°)  ⇒ 北
癸(15°)  ⇒ 北北東微北
※(22.5°)⇒ 北北東
丑(30°)  ⇒ 北北東微東
艮(45°)  ⇒ 北東
寅(60°)  ⇒ 東北東微北
※(67.5°)⇒ 東北東
甲(75°)  ⇒ 東北東微東
卯(90°)  ⇒ 東

 
このように、16分類とは当然ながら完全には一致しない。風水では本来二十四方を用いるが、最近の風水では分かりやすい16分類であらわされることが多いので、注意が必要である。

恵方巻きの風習で知られるようになった、恵方も、本来は二十四方を用いる。平成26度の恵方は甲なので、東北東ではなく、正確には東北東微東である。

 

3・ 気のエネルギーの正体は?

吉凶の方位を決める気のエネルギー。気とは何か、ということについて面白い説がある。

気の流れは、地球の回りを北から南へ流れる磁力線の動きに似ている。気は、電磁波なのではないだろうか? 何かを強く願うと、その念が電磁波となって発せられるという。するとその電磁波が周囲のあらゆる物質(人や物)に影響を及ぼし、願ったことが実現しやすくなるというのである。本当だろうか。

地球上には、太陽光をはじめとする、宇宙からの様々な電磁波が降り注ぎ、地球上の物質が発する電磁波であふれている。古代中国の人々は、電磁波の存在を知っていたのだろうか?

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