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当たるも八卦、当たらぬも八卦…。風水の占い「八卦」ってどんなもの?

風水
 
風水では、本命卦(ほんめいけ、ほんめいか)と呼ばれる8種類の分類で、その人の性質や吉方位などを占う。

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本命卦早見表を使って、生年月日と性別から自分の本命卦を調べることができる。

 

1・ 本命卦の8つの分類

古代中国で生まれた風水は、中国で生まれた様々な概念を取り込んで発展した。それらの概念の一つが、占いの易である。易は、爻(こう)と呼ばれる2種類の線を用いて占う。横棒(―)が陽、途切れた横棒(--)が陰を意味し、陰と陽の棒の組み合わせから様々なことを占う。易の基本的なパターンが、八卦と呼ばれるものである。

風水では、生年月日からその人の性質や運勢を判断し、大まかに8種類に分類する。この分類に用いられるのが易の八卦である。風水に使う八卦のことを、本命卦と呼ぶ。

 

2・ 八卦の不思議

八卦の始まりは、陰陽思想である。宇宙に存在する全てが陰と陽の二つに分類され、天と地、男と女、黒と白というように一対の要素となるという概念であり、陰陽思想は様々な学問や考え方に影響を与えている、非常に優れた思想なのである。この陰陽思想から、四象(ししょう)という思想が生まれた。陰と陽、それぞれの中間の存在に目を向け、陰の中の陰、陰の中の陽、陽の中の陰、陽の中の陽というあらたな4つの分類を導き出したのが四象である。春・夏・秋・冬の四季、青竜・朱雀・白虎・玄武の四神が、四象の例として知られる。四象をさらに、それぞれの陰陽(陰陰陰、陰陰陽、陰陽陽…)に分けたものが、八卦である。

八卦には、自然界に存在する8つの要素(天・地・山・沢・火・水・雷・風)が当てはめられているが、「乾(けん)・兌(だ)・艮(ごん)・坤(こん)・坎(かん)・離(り)・震(しん)・巽(そん)」という名前で呼ばれることのほうが多い。

 

3・ 本命卦

本命卦で人の性質をみると、それぞれ次のような説明がされている。右に書いた、元々の八卦の要素と見比べてみると、自然界の要素のイメージをうまく言い表しているのがわかる。

乾 ⇒ 責任感があり、面倒見がいい ⇒ 天
兌 ⇒ 社交的、すこしワガママ ⇒ 沢
艮 ⇒ 無口、頑張り屋 ⇒ 山
坤 ⇒ 包容力がある、保守的 ⇒ 地
坎 ⇒ 冷静、洞察力に優れる ⇒ 水
離 ⇒ 情熱的、好き嫌いがはっきりしている ⇒ 火
震 ⇒ エネルギッシュ、真っ直ぐ ⇒ 雷
巽 ⇒ 温和で、人を癒す ⇒ 風

 
自分の本命卦を調べて、自分の性格と本命卦による性格の分類が合っているかどうか調べてみてはどうだろうか? 本命卦による性質(性格)占いは、当たる確率が比較的高いと言われている。たった8つの分類で人の性質を言い当てるというのは、占いの精度としてはかなり高いほうではないだろうか。

こういった精度の高い分類法や的確な判定が、風水が多くの人に支持される理由でもある。ただし、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。八当たるときも当たらないときもあるよといことを、認識しておくのは大事である。

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