運を呼ぶ八卦鏡・龍の置物／子宝を呼ぶ「木村さん」～風水の開運グッズ

 
風水というと、中国風のデザインの八角形の鏡や龍の置物を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

風水には開運グッズと呼ばれる物があり、目的や場所に応じてグッズを使うことで運気が上がり、良い効果があると考えられている。

1・ 伝統的な開運グッズ

八卦鏡

八卦鏡（はっけきょう、はっかきょう）は、中心に丸い鏡があり、周囲に八卦（易で使われる8種類の基本的なパターン）が描かれる、八角形の盤である。悪い作用を反射させてなくし、良い作用だけを集中させるという効果がある。ネット上で簡単に手に入るので、インテリアとしても気軽に使える開運グッズとして人気だが、決まった意味があるので少し注意が必要である。

八卦鏡は、屋外に家の外に向けて掛けるのがそもそもの使い方である。鏡部分が凸面、凹面、平面の3種類があり、それぞれに意味があるので、自分の流派の使い方をよく確認してから使う必要がある（流派により意味が異なるため）。鏡に自分の姿が写るような場所に飾るのは良くないとされており、また、来客や入ってきた運気を跳ね返してしまうため、玄関に飾るのは避けたほうが良いとされる。

龍の置物

あらゆる良い運を呼び込むとして、龍の置物が有名である。パワーが強すぎるため、自分の部屋や寝室など身近な場所に飾るのではなく、玄関（家の外に向かって左側）や、リビングの吉方位（自分の、又は家長の吉方位）に置くと良いとされる。

2・ 開運グッズの効果を高める「水」

グッズではないが、風水には、小さな器やグラスに満たした水を置くという開運法がある。東、又は自分の吉方位に毎日新鮮な水を置く、又は龍の置物と一緒に水を置く。という使い方がされている。水は、良い「気」をそこに留める効果があるとされ、水が汚れていると悪い気が溜まってしまい逆効果となるのでマメに取り替える必要がある。水分を多く含む観葉植物も運気を良くする効果のある開運グッズである。

3・ どれくらの値段の開運グッズが適当か？

風水の開運グッズとして売られている商品は、相当高額の物から手頃な価格の物まで様々ある。高いほど効果があるわけではもちろんないが、気に入ったデザインで質の良い物を選ぶことで、大切に扱うようになるということもある。無理のない価格で自分が気に入った物を選ぶのが良い。

「木村さん」

「木村さん」と呼ばれる、子宝を呼ぶという人気の開運グッズがある。中国に住んでいた木村さんという人が、なぜかとても惹かれて買ったという小さな人形（高価な物でも由緒ある物でもない）をお土産に持ち帰った。子どもを望んでいた夫婦にプレゼントしたところ、子宝に恵まれた。その夫婦が同じ悩みを持つ友人に人形の写真を見せたところ、相当な確率で皆子宝に恵まれた。以来、「木村さんにもらったやつ」の画像が、大勢の人の間に広まっていったという。

「木村さん」の画像データはネット上で無料で配布されており、携帯の待ち受けなどに使うだけで効果が期待できると言う。なぜ「木村さん」にそれほどの効果があるのか？　きっかけとなった中国の人形はなんだったのか？　ということは謎である。それを持った人の強い願いや素直にそれを信じた気持ちが、ある種のパワーとなり、望みが叶ったということなのかもしれない。

その他の風水の開運グッズについても同じことが言える。それを心から信じて大切に扱うことで、本当に効果があらわれるはずである。

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