タロットカード解釈：０番愚者。旅人の小さな袋には何が入っている？どこに向っている？

愚者のカードはどこにも所属していない、環境に繋がれていない状態を意味しています。

パートナーの不在、組織に属していない状態を指します

仕事で言えば組織や、会社に所属をしていない恋愛で言えば恋人がいない状態などをイメージすると良いでしょう。
具体的に活動を行う環境に結びついていないということはまだ名前の無いもの、形として存在していないもの、意味を持たないものなど、あらゆるものが生み出される前の段階がすべて愚者に当てはまります。

ゼロという数字にも大きな意味があります

数字で観る０番、愚者のカードは霊的な素養を指し示す０番は大きな意味ですべての核や原点とも言えるものです。
またタロットカードは０から始まり、０に還り、再び０から１に向かって歩き出して行きます。
絵柄で観る愚者のカードは小さな袋を持った旅人があても無く歩いている様子が描かれています。

 
カードによっては、崖の近くを歩いている絵柄がありますが、崖とは境界線。
愚者が生まれようとしている次の足場を指し示しています。

愚者：正位置

愚者のカードを正位置として引いた時、形の無いもの、意味の見いだせないもの等に対して、これらに価値が与えられる状態である事を告げています。
また所属から外れている状態なので、所属の中では無く、外の自由な立場から物事を見てみる事によって、見えてくるものがある。
という意味合いを指し示します。

愚者：逆位置

愚者のカードが逆位置として出てきた時、今行っているもの、または行おうとしている物事に意味を見いだせず、苦しい状態である事を指し示します。
また足場を決めるためには、何かの価値を生み出すための活動を行わければならないのですが、その活動を行っていない。
という意味も指し示します。
正位置でも逆位置でも、愚者のカード自体には、何も生まれるものがありません。
何を生み出そうとしているのか？どこに所属し、足場を決めようとしているのか？そういったどこを見て方向性を決めようとしているのかの目的意識を問うのが愚者のカードの役割です。

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