> >

【アカシックレコード】人類誕生からの事象が記録されている?

アカシックレコード

歴史という学問の世界は、大きな成功や失敗、後世に残るような大きな出来事などを中心に、それらを教訓または自分自身および自分が属する国、その国を取り巻く国々、ひいては地球や宇宙全体の誕生から現在までの軌跡をなぞったり、深堀りしたりするための学問です。

歴史で取り扱われるような事象の隙間には、文字通り「歴史の隙間の埋もれている」ような、市井の人々のおびただしい体験や思想や事件などが、膨大に存在しています。

スポンサードリンク

 

 

アカシックレコードとは?

現在世界には、70億人以上の人が生きているといい、人類の誕生はおよそ500万年前といいますから、起こった出来事はそれこそ星の数ほど存在しています。これらの膨大な事象は、ひとつ残らずすべて「記録されている」、という考え方があります。このひとつが、アカシックレコードです。

もとはサンスクリット語であった?

アカシックレコードという聞きなれないキーワードは、もとは古代サンスクリット語の「アーカーシャ」という言葉に由来する、といわれています。

日本語に直訳すると、「アーカーシャの記憶」、または「アカシアの記憶」となりますが、そのアーカーシャとは、古来インドに端を発していて、「虚空」、「空間」、「天空」などと解釈されています。アーカーシャというキーワードは、風や空間、太陽、月、星、そしてあらゆる神々といった、いわば「この世に存在するもの、および概念として信じられている、形のないもの」のすべてを包括している何者か、またはそれらをコントロールしている法則、といった意味合いを持っているようです。

インドでは「五大」という考え方があり、地・水・火・風・空を意味している、とのことです。つまりアーカーシャは、この「五大」と同意である、ということです。

 

 

日本でも知られている「五輪」のルーツ?

アーカーシャや五大という概念は、もともと古代インドの時代から存在していたインド哲学に古くから含まれていたようです。
中国の古代思想や、錬金術における四大元素(火・空気または風・水・土)にも通じるところがありますが、影響しあっていたことは考えられるものの、それぞれ大昔の別の時代や人、国によって、同時多発的に起こった類似した概念です。アカシックレコードや、その根底にある哲学は、人間の考え方の根底にあるものであり、宗教や経済活動などと同じく、人類において普遍的なものであることが、このあたりからもうかがえます。

日本もその影響を間接的に(仏教を通じて)受けていたようで、かの宮本武蔵の「五輪書」は、実は古代インドの「五大」、つまりアーカーシャがルーツとなっているのです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

カテゴリ: その他

Comments are closed.