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アレキサンダー大王の残した名言~伝説の大英雄は人格者だった

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世界史のなかには、今も語り継がれる大英雄が幾人も登場しますが、古代ローマ帝国のシーザーやフランスの皇帝ナポレオン、モンゴルの覇者チンギス・ハンなどと並び称されているという、マケドニア帝国(現在のギリシアとブルガリア、およびマケドニア共和国からなる地域です)のアレキサンダー大王は、大英雄の中でもひときわ輝きを放つ存在である、といわれています。

アレキサンダー大王が注目される理由のひとつに、今も通用するような名言・格言を、数多く残していることがあります。

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人格者としても知られるアレキサンダー大王

アレキサンダー大王が残した言葉が「名言である」と認められている所以として、軍人や政治家としての手腕もさることながら、著名な宗教家や哲学者顔負けの人格者であったことがあげられます。現在においても、人種差別や身分による格差等、人間社会においての普遍的な問題が、解決されずに深刻化しているのですが、アレキサンダー大王は、ペルシア制覇の際には解放者として歓迎されたり、制圧した地域の人々の身分を保証したり、民族間の婚姻を推奨したりと、キャリアの中で築き上げてきた広大な帝国内において、国家だけではなく民族や文化の融合をも、もたらしています。このあたりが、並みの英雄とアレキサンダー大王の違いである、と考えられます。

 

リーダーシップに関する格言

アレキサンダー大王は、人格者にして優れた戦術家であり、さまざまな価値観を持つ人々を短期間にひとつにまとめ上げただけあって、残してきた名言にはリーダーシップに関するものが多く見られます。

もっとも有名な格言のひとつには、「私は一頭の羊に率いられたライオンの群れを恐れない。しかし一頭のライオンに率いられた羊の群れを恐れる。」というものがあります。これはまさに、一人の優れたリーダーが、いかに民衆に大きな力を発揮させることができるかを、端的に表した言葉ではないでしょうか。後世において、フランスのナポレオンをはじめ、アラブ地方のことわざなどでも類似した言い回しがあるとおり、普遍的かつ人間の行動心理の核心を突いた名言である、と思われます。

リーダーが明確なビジョンを示し、ビジョンを浸透するための人員配置をおこなったうえで、意思統一が成功している集団は、とてつもない力を発揮することができるものです。このことに気づき、実践したアレキサンダー大王が、数々の功績を残していることは、半ば必然であった、ともいえそうです。

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カテゴリ: その他

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