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探し物を見つけてくれたのは夢の中の自分でした

不思議体験

 

当時高校生だった私は、休日に友達と遊ぶ約束をしていました。
時計を見て待ち合わせの時間を確認すると、あと4時間後といった状況だったので、他にする事もなかった私は、準備を済ませてしまおうと思ったのです。

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化粧ポーチがない!

シャワーを浴びて、いざメイクをしようと化粧ポーチをカバンの中から取り出そうとすると、肝心の化粧ポーチが見当たりませんでした。
私は、メイクをした後は必ずカバンの中へ化粧ポーチを戻す癖があったので、母か姉が私に無断で化粧ポーチを使用して、きっとそのままどこかへ置いてしまったんだなと思いました。

 
しかし、本人たちに確認しても「使ってない」と言われ、結局その後いくら家中を探し回っても、私の化粧ポーチは見つかりませんでした。

 

 

諦めてゴロンと横になったら不思議なことが!

友達との待ち合わせ時間はもう2時間後に迫っていて、今日はノーメイクで出かけるしかないかと半ば諦めてベッドに横になった時でした。特に眠かった訳ではなかったのですが、急にとてつもない睡魔に襲われたのです。

 
簡単に意識を手放した私は、その夢の中で、真っ白な何も無い部屋に1人で立っていました。そして、しばらく1人でそこにいた私の目の前に、突然もう1人の私が現れたのです。今でもはっきりと覚えているのですが、恐怖心は全くありませんでした。
そして、もう1人の私が「探してるんでしょ?」と一言だけ発言したと同時に、今まで真っ白だった風景が私の家のリビングに移り変わったのですが、夢の中の私はその出来事に別段驚く様子も無く、もう1人の私の次の発言を黙って待っているようでした。

 
もう1人の私は、私に向かってクローゼットを指さし、「ここ」「ここだよ」と笑って言うと、パッと一瞬で姿を消しました。姿を消したというか、その瞬間私が目を覚ましたから消えた、と説明した方が合っている気がします。

 

 

クローゼットを探してみると…

目を覚ました私は、起きた後も鮮明に覚えたままのその夢を不思議に思いながら、とりあえず時計を確認しました。自分が眠ってしまっていた時間は、確か15分くらいだったと思います。
一体何だったんだろうと思いながら、私は(まさかね…)と、夢の中でもう1人の私が指さしたクローゼットの前へ行き、おそるおそる扉を開けました。

 
そうすると、積み重なった雑誌の上に、ちょこんと私の化粧ポーチが置いてあったのです。それを見て一気に鳥肌が立った私は、勢いよく化粧ポーチを手に取って、クローゼットの扉を慌てて閉めました。やはり恐怖心はありませんでしたが、そんな奇妙な出来事にただひたすら興奮し、母や姉に説明していたことを覚えています。

 
しかし今思えば、予知夢のようなその不思議体験よりも、なぜクローゼットの中に私の化粧ポーチが置かれていたのかという疑問の方が大きい気がします。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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