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あのとき繋がった携帯の謎。悲しすぎる事件は今でも未解決

不思議体験

 

これは2年前に起きた出来事です。

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時間にルーズな親友にまた待たされました

私にはとても仲の良い親友がいました。親友とはもう10年来の付き合いで、お互いの癖や、良い所も悪い所も知りつくした仲でした。

 
その日もいつもと同じように私は親友と遊ぶ約束をしていたので、親友が迎えに来るのを待っていました。しかし、いつまで経っても親友が迎えに来ません。親友はかなり時間にルーズな人間であったため、1時間ぐらい遅れても私は何の気もしませんし、3時間ぐらい遅れたとしても直接会って「ごめん」と一言あれば済ましていたので、その日も「今日もか…」と思い、私は「居酒屋で時間つぶしている」とメールを打って一杯やっていました。

 

 

3時間経過しても来ない!

それから3時間。もう居酒屋が閉まる時間になっても親友は迎えに来ませんでした。親友はメールの返事も返事が必要でない物に関しては基本的に無視するので、「居酒屋で時間つぶしている」に返事がなかった事には疑問を覚えませんでした。ただ、その後の「まだ~」と言うメールを無視された事と着信に対する折り返しがなかった事は初めてだったので、「相当大変な事があったな」と思い、私は遊ぶ約束を諦めて家路に向かいました。

 

 

フラフラの足で自宅に向っていると・・・

ところがです。歩いて10数分の家に私は向かっているはずなのにいつまで経っても私は家にたどり着きません。
今日はこの後遊ぶつもりだったでセーブして飲んでいたつもりだったのですが、自覚はないもののどうやら酔ってしまったようでした。
ヤレヤレと思い改めて周りを見渡すとそこは今日遊ぶ予定であった親友の家の側でした。

 

 

嫌な予感というものは本当にあるものですね

親友の家は私の家を通り越した先にあるため、どうやら私は自分の家の前を通り過ぎたのに気付かなかったようです。
親友が1人暮らしならちょうど良いと家に乗りこんでいくのですが、実家暮らしで時間も遅いため、私は来た道を引き返そうとしました。
その瞬間何か直観的に嫌な気配がしたので、私は親友の携帯に電話をかけました。すると今まで繋がらなかった携帯がコールするようになったのです。

 
そしてなぜか、親友の携帯の着信音が私の耳に聞こえてくるのです。私は恐る恐るその着信音の方に向かっていくと、そこには形容しがたい姿になった親友が横たわっていました。

 

 

ここからも本当の話です

その後は救急車に連絡して、親友の両親に報告して、警察の聴取があって私が犯人に疑われたり、本当の犯人が自首したり…と一晩の間に想像を絶する経験をしたのですが、その全てを私は今回記したように克明に覚えています。
よって、居酒屋をでた私が家を通り過ぎて親友の家の側まで行ったのが、酔っ払っていたためではないと思っています。
そしてあの時、なぜ私が親友の携帯に電話をかけたのか、なぜ事故の衝撃で壊れてしまった携帯が、あの時の一度だけ繋がったのか、不思議が山積みです。

 
人通りの少ない場所ではないため、朝になれば親友の姿は誰かが見つけることにはなっていたでしょう。
ですが私は今回の体験が、時間にルーズでメールの返信もしないけど、約束だけはどんな形でも守る男の最後の意地だったのではなかったのかと解釈しています。

 
証拠がなにもなく、あるのはただ事実だけです。しかし、事実だけでは誰も信じてくれません。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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