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おとぎ話の裏に隠された要素とジンクスとの意外な共通点

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物語に中には「おとぎ話」というジャンルがあります。おとぎ話とは、日本の昔話や、外国のギリシャやエジプトの神話、アンデルセンやグリム、イソップなどの童話(寓話とも言うそうです)等が該当します。おとぎ話には、なんとなくジンクスに近いニュアンスを持っていることを直感的に感じるものですが、両者の間に関連や共通点はあるのでしょうか。ここでは、ジンクスとおとぎ話について、考察してみます。

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おとぎ話が教えてくれること

おとぎ話は、そのほとんどにおいてなんらかの教訓的な要素や、人生の選択における示唆等が含まれていることが多いものです。たとえば「うさぎとかめ」のお話では、うさぎとかめがかけっこをして、明らかに足が速いうさぎが油断して昼寝してしまったために、かめが先にゴールするといったお話で、慢心を諌める要素や、協調性を推奨するような教訓を含んでいます。同じようなお話として「アリとキリギリス」(キリギリスのかわりにセミになっている国もあるそうです)のお話があったり、「三匹の子豚」におけるブタと狼の例等、対比によって教訓を引き出すような例が多く存在しています。

 

共通点と相違点

これらのおとぎ話とジンクスとの共通点をあげてみます。まずいえることは、「教訓的な要素を含んでいること」です。なにがしか良くない行動を諌めるような内容を必ず含んでいて、単なるナンセンスな内容であることはほとんどありません。次に、「2つ以上の要素の対比によって、実例を導出している」ことがいえます。ジンクスの場合には、原因と結果を短い言葉の中に必ず含んでいます。たとえば恋愛ジンクスにおける「付き合ってすぐのカップルがディズニーランドに行くと、別れる」というジンクスでは、「(1)原因=つきあってすぐディズニーランドに行く、(2)結果=別れる」というふうに、因果関係の対比によって伝えたいことを明確にあらわしています。反対に、ジンクスとおとぎ話の相違点としては、「ジンクスは、背景としての物語を入れないで、短い言葉だけで原因と結果だけをあらわす」ことです。つまり、伝えたい内容=教訓的な内容は共通しているが、説明的な物語はジンクスの方では端折っている、ということです。

 

ジンクスは目次のようなもの

ジンクスは、わかりやすい表現で短いキーワードで示されていることが多いものですが、ジンクスができた背景、作った人の体験や関わった人達の話、思惑通り、または思惑と違った方向に物事が進んだことで得た教訓等、短いジンクスの裏には、おとぎ話と同じくらいに奥深い物語を含んでいます。ジンクスは、人生の方針を決める際に使う目次のような存在である、といえそうです。

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カテゴリ: その他

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