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幻聴?見間違い?墓所に肝試しに行った翌日に全員が発熱!理由がわからない

不思議体験

 

これは、私が免許をとりたての18歳の頃の出来事です。
中学時代からの友人と車2台で乗り合わせ、地域でも有名な墓所へ行きました。男3人女4人の計7人の組み合わせでです。

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霊感などまったくないわたしたちだったのですが・・・

一般のお墓が山の斜面にそって無数にある個所を抜けると、その地域の有名な大名と、その家族縁者の墓に行き着きます。
ここは地元でも有名な心霊スポットでもありました。
しかし、7人共に霊感などなく、霊体験をした事がある者も全くいません。正直なところ、実際にそこで霊体験が出来ると思って行ったのではなく、女の子達を怖がらせて、その後の展開に期待して行ったに過ぎません。

 
その心霊スポットでの心霊現象の起こし方としては、その大名の墓の周囲にあるいわゆる締め縄的なものを外して、その周囲をまわると何かが起こるというものでした。
車では入って行けない場所なので、墓場の下方にある専用の駐車場に車を停め、懐中電灯だけの明かりを頼りに目的の墓に向かいます。

 

 

道の確認をしておけば良かったと後悔しました

ここで、ふと後悔したのは明るい内に下見に来て、場所とルートの確認をしておくべきだったと言う事です。何せ、目的のは墓以外に、大名の親類縁者の墓も沢山あるため、中々目的地に行き着かないのです。道中も、決して整備された道と言う訳ではなく、完全な泥道でしたし、昨晩降った雨によって更に足場が悪い状態でした。
心霊体験そのものより、足場の悪さに辟易しているところへふと懐中電灯の光の先を見ると、これまで見て来た墓とは違う何やら立派な墓が見えてきたのです。

 
女の子達は、既にかなり怯えており、全員先へ行くのを拒んでいました。しかし、男性陣はこの先の展開に希望を抱いていたので、そんなことはお構いなしに墓へ向かって行きました。

 

 

注連縄のようなものがあります

墓に着くと、そこには確かに大名の墓碑銘があります。
また、その前に看板が立てられており、そこには観光客用に説明文があり、そこが確かに間違いなく件の墓である事を表しています。
噂通りに墓の周囲は低い石柱で囲まれ、締め縄の様なものが巻いてあります。
止める女性陣の制止を振り切って、男性陣はその縄を外すことにしました。外すのは意外に簡単で、一方の留めてある部分を外すと縄が落ちてしまうような状況でした。

 
縄は外したものの、何も起こりません。女の子達は既に泣いていましたが、何も起こらない事に安堵したのか、それでももう帰ろうと必死で提案してきました。拍子抜けして男性陣も帰路に着く事にし、踵を返すと男性陣の一人が「何か聞こえね?」と言いだすのです。女の子達はそれを聞いて半狂乱状態ですが、そいつ以外には何も聞こえず、「気のせいだろう」と言って帰ろうとしました。

 

 

ナゾの音はどんどん大きくなってきます

しかし、音がどんどん大きくなり、皆の耳にもそれは聞こえ始めたのです。何やらガチャガチャと鉄の擦れる音と、恐らく馬の蹄のような音。それがどんどんこちらに近づいてくるのです。流石にこれには全員が恐怖を感じ、振り返る事も出来ず、一斉に一心不乱に走り始めました。ようやく駐車場に着き、全員が無言で顔面蒼白になりながら帰路に着きました。
男性陣も当初の目的などどうでも良くなり、皆が自宅に帰りたがり、その日はそのまま全員家に帰りました。

 

 

翌日から、発熱してしまいました

翌日、何故か熱が出て寝込んでしまいましたが、体調が復調して一緒に行った一人一人に連絡すると、何と全員が翌日から発熱していたとのことです。
更に、一緒に行った男性陣の一人は、あの時逃げながらも後ろを振り返ったそうで、その時見たものは、首のない武将が、首のない馬に乗って走ってくる様だったそうです。
しかも、その更に後ろには人間の首らしきものだけがふわふわ漂って着いてきていたそうです。
もちろん、他の誰もがそれを見ていないので真偽のほどは、定かではありませんし、あまりの恐怖に幻でも見たのかも知れません。
彼が見たものが本当のものかどうかはともかく7人全員が聞いた音だけは幻聴ではなく、本物でした。

 
その後、昼間にもう一度その場所へ出向き、全員でお詫びも兼ねて参ってきました。その時、縄は既に元に戻されており説明文の横にもう一つ、この縄取るべからずの看板が立っていました。

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カテゴリ: 不思議な体験談

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