パワースポット探訪：ブナ林に囲まれた癒しの空間、空気神社（山形）

日本で唯一、空気を祀る神社があります。
それが、山形県朝日町にある、空気神社です。
この神社は、辺り一面ブナ林に覆われ、澄み切った自然豊かな場所にあります。

その神殿までの道のりを五行とされる、木・火・土・金・水のモニュメントを通り過ぎ登っていきます。
その森の小高い頂上にあるのが、空気神社です。

新緑の頃、世界感謝デーに合わせて6月5日を「空気の日」とし、そのあたりの土日に空気まつりが行われているそうです。

御神体は空気！ユニークな神社

ご神体を空気とするので、その神殿がある場所の地上には、五メートル四方のステンレスで出来た鏡が天を向いて、設置されています。
さらに、この鏡の地下の本殿には、陶器の壷が１２個あり、それぞれに御神体とされる空気が保管されています。

空気まつりのときは、鏡の上で巫女が舞をし、地下にある御神体の本殿も一般公開されます。
ブナの木々の自然が、鏡に反射し、澄み切った空気が神聖さを感じさせます。

四季折々の姿を鏡に映し、自然豊かで澄んだ空気のある場所にいるのは格別ではないでしょうか。

お祭りは町の人たちの手作り

お祭りの日には、町の人がこぞってもてなしてくれます。
民間が力を合わせて、作り上げた空気神社だけに、町のみなさんの神社や祭りに対する思い入れが温かく感じられます。

さらに、ユニークなのが、空気神社のお守りとされるものの中に、ポリエチレン製の気泡緩衝材（通称プチプチ）が入っていて、空気だけにそのプチプチをつぶしてさらにリラクゼーションしてほしいという、願いが込められてあるそうです。

町の人たちの、アイデアや愛着心は、訪れる人の心を和ませることでしょう。

豊かな自然と町の人たちの空気感に癒やされて

子どもたちが遊びまわり、大人たちもアイデアを出し合って一緒に楽しんでいる様子は、お祭りの日を取ってみても、その雰囲気や空気感に癒される場所です。

ぜひ、森林浴をするだけでも訪れてみてはいかがでしょうか。
心身が癒され、リラックスすることを感じるでしょう。

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