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パワースポット!雷神が鎮座する京都最古の社「上賀茂神社」

上賀茂神社は、京都市北区の東の端に位置し、側を鴨川が流れている。上賀茂地区は、古代豪族の加茂氏が開いた肥沃な土地で、北の神山がランドマークとなっている。

土壁

京都に観光に来る人は、上賀茂神社に詣でないと気が済まないと言う人は多い。正式名称は、加茂別雷神社と言う。この神様は、加茂氏の氏神で、加茂卿の、うぶなす神の事である。この地を開発した加茂氏の祖先を祀る神社なのだ。

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加茂氏は、本来奈良に住んでいた有力な豪族で、平安遷都後に、絶大な権力を誇った藤原不比等に妃を出し、後に桓武天皇の母となる娘、宮子をもうけるなど古代から葛城山の神を敬い、日本の歴史と深いかかわりを持ってきた。

古代、雷神は、豊作に必要な水を供給する神として、崇敬された。上賀茂神社の起源は、きわめて古く、飛鳥時代以前とされており、平安時代以前に古の祭り「葵祭」は国の祭りとして現在でも盛んである。

川や雷と関係する伝承は、加茂社の新興が基本的に農耕と深くかかわっていることを示唆している。

上賀茂神社は、一の鳥居から二の鳥居までの境内地には、芝、池が広がる。毎年5月15の、葵祭の行列は、御園橋を渡って、一の鳥居を潜り、中央の参道を進む。

森と水の神域を古代から守り続ける上賀茂一帯。かって上賀茂神社の神官が住んだ社家の土塀と、石垣が明神川沿いに連なり、風情ある町並みを今も残している。

長い参道を抜けると、世界文化遺産に指定された社殿が現れる。年代は不詳だが、京都最古の神社であることは変わらない。

下鴨神社とともに、平安京の王城鎮護の神とされている。ここには、なんと40棟の社殿の内、34棟が、重要文化財、本殿と権殿は国宝に指定されている。

上賀茂神社をイメージするものとして、二つの円錐形の白い砂がある。拝殿前にある二つの円錐形の盛り砂「立て砂」は、神が降り立つ神聖な場所で、冬の雪景色の景観は息をのむ美しさ。

二の鳥居をくぐると辺りは荘厳な雰囲気に一変し、境内には様々な神事が行われる御手洗川のせせらぎが流れている。この川こそ京都や全国で、広く知られている「みたらし団子」の名は、この御手洗川の泡を団子に見立てて創作されたことに由来する。

つまり京都が今日あるのは、この神社の霊力のおかげだと感じている京都人は多い。これぞ究極のパワースポットだ。京都人が参詣を欠かさぬ所以であろう。

現在では、あらゆる罪穢れを祓う厄除けの神様として、来る者の魂を清めてくれるのだ。

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カテゴリ: パワースポット

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