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太古の森に鎮座する王城鎮護の神様「下鴨神社」パワースポット

太古の原生林が今でも残る「糺ノ森(ただすのもり)」の奥に、鎮座するのが下鴨神社だ。実際には賀茂御祖神社と言う。

注連縄

上賀茂神社と合わせて、加茂社と呼ばれ平安時代の王城鎮護の神として崇められていた。賀茂川と高野川が合流する三角州にあるのが糺ノ森だ。

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緑豊かな森は、泉川の清流が流れ、下鴨神社への参道にもなっている。境内は、国史跡(賀茂御祖神社境内)に指定され、御影通りを横断し,木々が頭上を覆う参道を北へ進めば、石橋の向こうの鳥居越しに、国重文の楼門が見え、それをさらに歩くと社殿群にたどり着く。


「下鴨神社」の祭神は

祭神は、上賀茂神社に祀られている雷神の祖父神である、賀茂建角命(かもたけつのみこと)と、母神の玉依姫(たまよりひめ)。

社伝では、神武天皇の御代比叡山山麓の御現山(みあれやま)に降臨し、崇神(すじん)天皇の代に、神社の瑞垣(みずがき)が、造営されたと伝える。

毎年5月に催行される「葵祭」(賀茂祭)京都を代表する祭りの一つ。御所を出発した祭列は、下鴨神社に詣でた後、上賀茂神社へと続く。

平安時代以降、三勅祭の一つになった。その見物には、多くの貴族が訪れ、紫式部は『源氏物語』の中で、六条御息所(ろくじょうみやすどころ)と葵上『あおいのうえ』が祭り見物のための、牛舎の場所を争った話を描いている。

楼門を入ると神社の中心部で、神服殿、舞殿,橋殿、細殿、供御所は、いずれも国重文の建物がずらりと並ぶ様は圧巻。巨木が茂る境内は、古くからその名が知られた歴史的な社で、糺の森と呼ばれ、ニレ科の落葉、広葉樹を主体とし、山城盆地の原生林を今に伝えている。

季節ごとに深い装いを見せる糺の森を、鴨長明はこう詠んでいる「石川や 瀬見の小川の 漬ければ 月藻流れを 訪ねてやすむ」(『新古今和歌集』)。

三間社流れ造り、檜皮葺着の国宝の本殿を始め、重文が立ち並ぶ下鴨神社の歴史は上賀茂神社と並んで、もっとも古い。

京都の神社仏閣は、794年の平安京を建設した桓武天皇が、御霊封じのために建立したものが多く、それ以前と言うか古代からつながった下鴨神社は、糺の森に見られるように、古代からのパワースポットの気が漂う神社。

訪れる人が後を絶たないと言う。またこの神社は、「流鏑馬(やぶさめ)」のある神社としても有名だ。騎射の一種で、勇壮な鎧を付けた武者姿で馬を走らせ、的に矢を射るというもの。

流鏑馬の行われる日には、大変な人で賑わうと言う。一度は行ってみたいものだ。

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カテゴリ: パワースポット

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