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鳥居が並ぶ全国稲荷の総本山 パワースポット伏見稲荷大社

伏見は古くから伏見稲荷大社の門前町として栄え、江戸時代には伏見城の城下町として興隆を極めた街。大阪と京を結ぶ三十石船が発着する港町として、酒つくりが行われ、酒のブランド「伏見」は全国的にも有名。

柄杓

「おりょう、怪我があってはならぬ,階下へお行き」(『龍馬がゆく』司馬遼太郎)の坂本龍馬遭難の「寺田屋」があるのが伏見である。

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その伏見にある全国3万社を数える、稲荷社の総本山が「伏見稲荷大社」だ。JR京都駅から奈良線で5分、伏見稲荷駅を降りると駅前に大鳥居がそびえる。伏見稲荷大社表参道の大鳥居である。

参道には、伏見名物の狐の顔のせんべいや、スズメやウズラの姿焼きなどユニークな土産物屋が軒を連ねる。

伏見稲荷大社は、社伝によると、2月初午の日に、秦(はた)氏が、稲荷山の三ヶ峰に神を祀ったことに、始まるとされ、現在もその鎮座の日の2月初午大祭には全国から老若男女が参詣する。

山の麓の本社から山頂の一ノ峰まで、約2万基といわれる鳥居の列が参道を覆い,いたるところに、お塚と呼ばれる狐の祠(ほこら)が散在する。それらを巡拝する「お山巡り」の人が絶えない。

お山巡りは、2時間ほどだが、その異様な雰囲気には圧倒される。いろんな形相をした狐の石像が立ち並び、周りには松明(たいまつ)がたかれ、その火にキツネの顔が浮かび上がる様子はまさに不気味だ。こうしたことからパワースポットとして脚光を浴びるのであろう。

ここの有名なのは、山の麓に立ち並ぶ朱塗りの千本鳥居だ。奥社に至る参道に、全国の信者や企業から奉納された朱の鳥居が、林立し、伏見稲荷大社のシンボル的存在となっている。

この千本鳥居ができたのは、江戸時代の後半、豊臣秀吉が、大政所の病気回復を願って鳥居を立てたと『紙本墨書伏見稲荷大社絵図』に、この鳥居群が描かれている。


伏見稲荷大社の祭神は

伏見稲荷大社の祭神は、ウカノミタマノオオカミ,サタヒコオオカミ,オオミヤノメオオカミ,タナかオオカミ,四大神の5柱。

建物は、応仁・文明の乱で焼失、1499(明応)年現在の、五間社流れ造り、桧皮葺きの「本殿」(国重文)が再興されたもの。

現在の伏見稲荷大社は、商売繁盛の神として、正月の参詣客は全国でもトップ3として君臨している。

ここにはユニークな占いがあり若者たちの人気を集めている。それは「おも軽石」と言って、男性は左手、女性は右手で願い事をかなえながら、石を持ち上げる。無事持ち上がると願い事がかなえられるという。これぞパワースポットの醍醐味か。

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カテゴリ: パワースポット

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