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星座占いは、その星座のすべての人に向けられたメッセージではない

タロット占い、手相占い、水晶占い、姓名判断…。占いには、本当に様々な種類がありますよね。

Horoscope - sky zodiac signs

その中でも、一番メジャーな占いといったら、やはり「星占い」ではないでしょうか。誕生日を元にした「星座」から運勢を導き出すという、シンプルでわかりやすい星占いは、誰からも親しまれる、まさに占い界の王様です。

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朝の情報番組などで紹介される「今日の占い」的なコーナーも、基本的には全て星占いですし、女性が読むファッション誌なんかに掲載されているのも、ほとんどが星占いをベースにしていますよね。

筆者である私自身は、7月生まれの蟹座なので、昔から、テレビや雑誌で星座占いにバッタリ行き当たった時は、瞬時に蟹座の項目を探し出し、熱心に読み耽っていたものです。


星占いを信用することに、抵抗を感じるようになった

ただ、そんな私が、大人になったある時から、ふとしたことがキッカケで星占いを信用することに、抵抗を感じるようになってしまったのです。

その理由は、会社の上司にありました。

女性のことが大好きな上司で、私も一応可愛がってもらってはいたのですが、セクハラやパワハラを、法に触れないギリギリのラインで行ってくるような、底はかとない不気味さを感じる人の下に、運悪く入社1年目でついてしまったんですよね。

そして、その人が、私と同じ、7月生まれの蟹座だったんです。

姓名判断などと違って、星占いは分類の仕方が大雑把ですからね。誰でも12種類のうちのどれかに必ず入るわけですから、自分の苦手な人、嫌いな人、認めたくない人などと同じカテゴリーに分類される可能性だって、それなりに高いわけです。

今はもう、その上司とは離れ、長年顔も合わせていませんし、連絡を取り合うようなこともなくなりました。ただ、星占いで蟹座が紹介されているのを見ると、その度に苦手だったその上司のことを思い出してしまうんです。

「今日の蟹座は、超ラッキー!」と言われても、「今頃、あの上司も、身の周りで何かいいこと起きてるのかな」なんて…。悔しいんですけど、どうしても頭に浮かんできてしまうんですよね。「私とあの上司が、ずっと同じ運勢なわけないし」という反発心から、それ以降の私は、星占いそのものをちょっと見下すようにもなっていました。


とてもよく当たる占いサイトがあると教えてもらった

そんなある日、知り合ったばかりの友人から、ふとしたキッカケで、とてもよく当たる占いサイトがあると教えてもらったんです。

なんとなく、不思議な能力を持っているような雰囲気のある友人だったので、素直にアクセスしてみると、そこは、私の苦手な12星座をベースにした星占いがメインのサイトだったんです。

蟹座の私がチェックするのは、当然「蟹座」の項目です。「ここに何が書いてあったとしても、それはあの上司にも当てはまることなんだな…。なんかイヤだな」と思いつつ読み進めていたのですが、私はどんどんそこに書いてある文章に惹き込まれていきました。

今週のアナタは、何かを整理しているはずです。それが終われば、聴くべき声だけが聴こえるようになり、ものごとがスムーズに進むはずですよ。

といった内容の診断結果を目にした時、あまりにもその通りだったので、思わずサイトを教えてくれた友人に報告してしまったほどです。

念のため、他の星座のページにも一通り目を通してみたのですが、自分にとってピンと来ることが書かれていたのは蟹座の項目だけだったんですよ。

それから私は毎週、蟹座の占いをそこでチェックするようになったのですが、いつも怖いくらい、私の近況や心理状態を言い当て、そして安心をさせてくれる不思議なサイトだということが、だんだんハッキリしてきました。

その時、私の中に、ここに書いてある「蟹座」の運勢は、もしかして、蟹座の人間全てに当てはまることではないのかも知れない、という仮説が浮かびました。

苦手な上司と同じ運勢であることは認めたくないけれど、このサイトに書かれているメッセージは素直に受け取りたい。そんな私の、自己マインドコントロールにも近い、ちょっと強引な仮説です。


蟹座であり、かつここを読んだ私に送られた、神様からのメッセージ

その星占いサイトの蟹座の記事は、ただ蟹座の人間に対して一様にメッセージを発信していたのではなく、蟹座であり、かつそのサイトに不思議な巡り合わせで辿り着き、積極的にメッセージを受信しようとした人のために、発信をしていたのではないでしょうか。

つまり、同じ蟹座であっても、そのサイトへアクセスしていない上司は、きっとそのメッセージを受け取る必要がなかったのであり、要は全く違う運勢なのではないかと…

「このメッセージは、蟹座であり、かつここを読んだ私に向けて送られた、神様からの大切なメッセージ」

そう思うことで、星占いに対する抵抗感もなくなりましたし、上司を厄介に思う執着心も、すーっと解けていったように思います。

もちろん、これは仮説であって、真相はわかりません。ただ、もしこの記事を読んでいらっしゃるアナタが、私と同じように、自分の苦手な人と、何かの占いで同じカテゴリーに入ってしまった場合は、上記のような解釈をすることで、切り抜けてみてはいかがでしょうか。

本当に一番いいのは、苦手な人間をなくすことなんですけどね。世の中、なかなか
そうもいきませんからね。

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カテゴリ: 占い

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