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第六感?サイコキネシス?「超能力」とはどんな能力?

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「超能力」という概念は、さまざまな事象のメカニズムが解明され、科学技術が進歩した現代においても、未だ明確には解明されていない「未知の人の能力」全般をあらわす言葉として浸透しています。日常生活においても、少し先に起こることをなんとなく言い当てたり、偶然とは思えないような人と人との出会いがあったりして、視覚や聴覚、味覚、触覚等のいわゆる「五感」を超えた存在を認識するような場面にもしばしば出くわします。超能力は本当に存在しているのでしょうか。

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ESPとサイコキネシス

世間一般でいわれている超能力は、学術的には大きく2つに大別できる、といわれています。情報の伝達に関する現象であるESP(EXTRA-SENSORY PERCEPTION、いわゆる五感を超えた知覚) と、物体に力をおよぼすサイコキネシス(念力)の2つが該当します(両者をあわせてPSI(サイ)という名称も使用されています)。前者は「人の心を読む、未来に起こる出来事を事前に言い当てる」といった能力を指し、後者は「手を触れずに物を動かす、カメラのシャッターを押さずに写真や画像に物体を出現させる」といった能力を指しています。他にも透視や千里眼など、超能力のカテゴリに分類される特殊な能力はたくさん存在しています。

 

太古からあった、超能力に該当する概念

超能力という呼称が登場したのは、1900年代以降なのですが、それ以前にも「該当する概念」は存在していました。仏教における神通力や、インドのヨーガ、広い意味ではキリスト教の奇跡など、現代の物差しで考えると「超能力」に該当するような出来事が、見聞きされたり記録に残されたりしていました。しかし、いずれも科学的根拠は示されておらず、もっぱら迷信や信心に近い、宗教的な領域として取り扱われてきています。

 

超心理学的な見地から見た超能力

超能力はしばしばマジックや奇術、トリックなどのいわゆる「エンターテイメントの領域」で語られることがある反面、人間心理的な領域である「超心理学」の世界から、医学的科学的な見地で語られたりもしています。現代科学における一般的な見解は、「超能力が存在する理由も、完全に存在しないと言い切れる理由も、立証されきっていない」というところです。つまり、「存在する可能性が消えていない」ということです。確かに前述のとおり、第六感とも呼ばれる人間の不思議な能力を感じるようなことも起こります。アスリートに見られる「身体能力の向上」と同じく、勘や予知能力を向上させる何らかの手段がないとは言い切れないのです。このあたり、人体に秘められた「科学的な根拠の解明」とあわせて、科学者や物理学者のさらなる研究に期待したいところです。

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カテゴリ: その他

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