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タロットカード解釈:5番・法王 優位性がある。 14番・節制 生まれ変わるような経験

タロット占い

 

タロットカードの解釈指南を行っています。
今回は5番・法王と14番・節制です。

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5番・法王 テーマは主張

タロットカード

法王のカードは「主張」をテーマに持つカードです。
一番イメージしやすいのはセミナーの講師です。
法王のカードが持つ主張とは経験と知識が合わさった持論があるからこそ、誰かに伝えたくなる。そのような場面を説法を解く法王として表現しています。

 
数字でみる法王のカードは5番の持つ自由と独立をテーマに持論を持ち、よりのびのびとした個が拡大しようとする性質を持ちます。
良く言えば自信を持ち、自分自身に尊厳を持っているので適度なプライドを持っています。ただし、5番のカードはあまり周囲というものを気にしないので、周りを置いてきぼりにする可能性もあります。

 
絵柄で観る法王のカードはまず権威であるという事です。
法王とは本来宗教上の最高指導者の事を指します。

神の事を誰よりも熟知し、神の事を多くの人々に淡々と語る姿は威厳を持ち、傾聴している人々から尊敬を集めます。
法王のカードが出る時、その時系列によってですが、主張の名の通り、イニシアティブは自分にある。という事を指し示します。
また、その優位性は強引なものや恐怖などではなく、周囲から認められた上での優位性であるため、自信を持つ事が大事になります。

 

法王 正位置

法王のカードが正位置で出てくる時、どんな問題であれ優位性は自分自身または、他者を表す場所に出たのであればその対象となる人に優位性があることを指し示します。
社会的な地位としても人を管理、指導する立場にある人、純粋性が高じて、子どもがそのまま大人になったような人など、法王のカードは人を指し示します。

 

法王 逆位置

逆位置で出てきた場合、法王は欲望を第一に追いかけ、周りを自分の都合で振り回す様を警告します。
また見栄っ張りになりがちになり、時に無謀な行動を起こす可能性を示唆しているので、法王のカードが逆位置に出てきた時は相談内容を考慮しながら、無理や無茶な部分は無いか?本当の欲求は何なのか?を注意深く調べる必要があります。

 
法王のカードは主張と5番の持つ自由、そして他者を受け入れない性質の3つの要素を持っているので、そのどれかが強調され過ぎているからこそ、おかしな事になっているからです。

 

 

14番・節制 トライアンドエラーで成長中

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10番以降のカードは個人を超えて、社会という集団性を持つ中での成長の道のりを表しています。
法王の主張は、個から外へ向けて発信されていたものでしたが、節制は反対に、個からより深い個へと内省する場面を表しています。
数字でみる節制のカードは、創造性が安定性を求める方向性へ向けて発揮されていきます。これは、外に向けて何かを発信したい!という欲求よりも、よりこうなりたい、よりこういうことが出来るようになりたいなどといった自分磨きの方向性へと創造性が使われていく数字の組み合わせです。

 
絵柄で観る節制のカードは、器の象徴である女性が2つの壺を持ち、絶えず水を循環させています。

 
水とは感情、壺とはあらゆる要素を閉じ込める箱です。
節制のカードはより自分自身に対しての興味関心が大きくなる段階で自己改革や自分を変えたいという欲求を元にして、出来ないという制限から自由になるべく、トライアンドエラーを繰り返しながら自分を作り変えていくという場面を表現しています。

 
また13番、死神のカードは今までのルールを飛び越える事が大きなテーマでした。節制のカードはその飛び越えた先で起きる新たな秩序の元での自己変革の表れでもあるのです。

 

節制 正位置

節制のカードが正位置で出てくる時、自己実現の努力を前提とした変革が起きます。また、一度何かの形で破綻した経験をしているのであれば、節制のカードは新たな作り直しを行い、生まれ変わるかのような体験が起きるだろうという事を予告、または告げています。
人間関係の問題において、節制のカードは自分自身の責任の範囲を見直す機会を告げ、どんな形であれ、以前の自分よりもより進化した自分自身に気がつくであろう事が大切であるという事も伝えます。

 
節制のカードは動きが遅いため、気長に推移を見守る必要性はありますが自分を変える事で周囲が変わる事を意味するカードでもあります。
恋愛、仕事、人間関係において節制のカードを引いた時は、何よりも自己改革や自分磨きを淡々と行うことが問題を解決するカギになってきます。

 

節制 逆位置

節制の逆位置が出てきた場合、変化においついていかず、混乱状態にある。と言うことを告げています。つまりは冷静になること。
変化には混乱がつきものです。また、死神のカードから移行したばかりのタイミングでは、まだ安定した秩序は見つかっていない状態でもあるので、物事が行き当たりばったりになりがちになります。
ただし、節制のカードはより深い自己に対しての主張なので、必ず何らかの願望を持っているはずです。

 
節制を逆位置で引いた場合は、願望の洗い出しを行う事で、自然と逆位置から正位置へと効力を転換することが出来ます。
5番に属するカードは基本的に外の環境というのはほとんど関係してきません。
外の状況に惑わされること無く、徹底して自分を見つめる事によって状況を変えることが出来る事を示唆しています。

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