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日本人なら知っておきたい伊勢神宮の成り立ち。あの超絶パワースポットは一般人参拝禁止だった

伊勢神宮

 

日本国内に神宮と名のつく神社は数多くあるが、単に「神宮」と言った場合、三重県伊勢市にある伊勢神宮を指す。
日本の神社の頂点に位置し、天皇家の祖先であるアマテラス(天照大神)を祀る由緒ある神社である。

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長い間一般人は参拝禁止であった伊勢神宮

伊勢神宮は天皇のためだけに作られた神社であったため、長い間一般人の参拝は禁止されていた。
しかしその間、天皇が伊勢神宮に出向くことはほとんどなかったと言う。理由は不明である。
現在は一般人の参拝も許可されるようになったが、伊勢神宮は天皇のためだけの神社なので、一般人がお賽銭を投げて個人的な願い事をすることは許されない。
従って、伊勢神宮に賽銭箱はない。

 

 

伊勢神宮はいつできたのか?

伊勢神宮の元となった神社の成立の時期は記録がないため、はっきりしない。元は、伊勢に勢力を持った地方豪族を祀った一神社であったと思われるが定かではない。

 
伊勢神宮成立の背景には、アマテラスの祟りがあったと言われる。
アマテラスは天皇の祖先として、皇居に祀られていた。ところが、疫病が流行り大勢の死者が出たときにアマテラスの祟ではないかという噂が流れた。

 
恐ろしく思った天皇はアマテラスの魂ともいうべき御神体の鏡(後述)を皇居の外に出してしまった。行き場を失った鏡は各地を転々とし、ようやく伊勢に落ち着き、アマテラスの鏡を祀った神社は伊勢神宮となったのである。これは、紀元前の出来事と考えられているが正確な時代は不明である。

 

 

伊勢神宮の御神体は何なのか?

太陽の女神であり天の国を支配するアマテラス、その孫であるニニギノミコトが地上を支配するために天の国から降りて来た時に、三種の神器と呼ばれる鏡と剣と勾玉を持ってきた。

 
アマテラスは、この鏡を私の魂と思って拝むようニニギノミコトに指示した。これは「古事記」に書かれている神話の一節であるが、この鏡は伊勢神宮に現存すると言われている。
伊勢神宮の御神体である鏡は、アマテラスがニニギノミコトに持たせた物なのか?真偽のほどは謎である。

 

 

550億円の費用をかけて行われる式年遷宮が必要な理由はわかっていない!

2013年に行われたことで記憶に新しい、伊勢神宮の式年遷宮。

 
およそ550億円の費用と数年に及ぶ期間をかけて、全ての施設を新しく作り直して御神体を新居に移した。これを、20年毎に行うのが伊勢神宮の決まり事である。685年に天武天皇が式年遷宮を制定して以来続けられており、2013年に第62回を迎えた。
神の住む場所を常に清浄に保つため、弥生建築の技術を後世に残すためなどと言われるが、20年毎に式年遷宮を行わなければならないはっきりとした理由は実は分かっていない。

 

 

なぜ伊勢神宮が、一番偉い神社なのか?

数ある神社の中で、伊勢神宮が頂点に立つ理由は何なのか?
明治時代、日本の頂点の神社を決める論争があった。天照大神を祀る伊勢神宮と、大国主大神を祀る出雲大社のどちらかで揉めた末、明治天皇が伊勢神宮に決めたことで決着がついたと言う。明治天皇が伊勢神宮を選んだ理由は不明である。
理由はともかく、伊勢神宮は日本の神社の頂点にあり、天皇家の祖先を祀る偉大な神社なのである。

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