ホロスコープと神々。ギリシア神話の三神と日本神話の三神は占星術と深い関係にある?
占星術は宇宙の占いです。
占星術の中でもとりわけ有名な十二星座占いは、ホロスコープを黄道にある十二星座で分割して占う方法なのですが、これらの星座や、太陽、惑星、といった星々は神話と密接な繋がりがあります。
特にギリシア神話との関連性は強く、占星術を使い様々な事を読み解く際にはこの神話を無視する事は出来ません。
オリンポス十二神
ギリシア神話の神々の中でもとりわけ有名なのはゼウス、ヘラ、ポセイドン、デメテル、ヘスティア、アポロン、アレス、ヘルメス、ヘパイストス、アテナ、アプロディテ、アルテミスといったオリンポス十二神でしょう(ヘスティアの代わりにデュオニソスが入る事もあります)。
これに冥界を支配するハデスとその妻のペルセポネを加えれば、ギリシア神話の有力な神は大体挙げることが出来ます。
これらの神々は人間のようにそれぞれに個性があり、アプロディテが美を司るとても美しい女神だという事や、ヘラが嫉妬深い女神であることなどは様々なエピソードで語られていますからご存知の方も多いのではないでしょうか。
これらの有力な神々とそれに対応する惑星や恒星、そしてホロスコープとの関係を読み解くのもとても面白いのですが、それよりも注目すべきはギリシア神話と日本神話の不思議な共通点です。
ギリシア神話の三神と日本神話の三神
ギリシア神話では、この世を支配しているのはゼウス、ポセイドン、ハデスの三神です。
ゼウスは地上を支配し、ポセイドンは海、ハデスは地下と冥界を支配しています。
そして日本神話でも、この世を支配している神はアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三神で、アマテラスは昼を、ツクヨミは夜を、スサノオは海を支配しています。
この数の共通点を偶然だと一笑に付す事は簡単ですが、もう少し理論的に考えてみましょう。
ホロスコープは宇宙
占星術で用いられるホロスコープはあの円で一つの宇宙、つまりこの世を表しています。
あの円の中に一つの宇宙が描かれているのです。
その宇宙の中に自分に影響を与えている星の場所を計算して描き、その星の位置関係で占うのがホロスコープを用いた占星術です。
そのホロスコープで人間同士の相性を占っていると、自分と相手の良い相手は、太陽の位置が必ず0度か120度か240度の距離にある事が分かります。
つまり、天体を三分割すると、人間関係が上手く行くのです。
ギリシア神話でもゼウスはポセイドンやハデスとは喧嘩をしません。
神々は三人でバランス良くこの世を治めています。
宇宙を三分割する人間関係が非常にバランスが良く上手く行くという事を、古代のギリシア人も日本人も何となく感じ取っていたのかも知れません。