イタリア生まれのタロットカード占い。4つの進化を遂げて現在の形になったのは20世紀半ばでした
沢山ある占いの中でも有名なタロット占い。
しかし星占いなどに比べると、まだ歴史が浅いからか「本当に当たるの?」と疑う人も多いようです。
タロット占いに興味はあるけれどもなかなか勇気が出なくて始められない人に向けてタロット占いの魅力や歴史などをお話しして行きたいと思います。
タロット占いはどこで生まれたのか?
実は、タロット占いは他の星占いなどに比べてみるとそこまで歴史は古くないのです。
タロット占いが生まれた場所については、様々な説があります。
イメージ的には、エジプトなのかな?と思ってしまいますしユダヤと関係があるという話もそれらしく聞こえますが意外なことにイタリアから始まったというのがほぼ有力な説ではないかと言われているのです。
時代は15世紀中頃だと言われています。
タロット占いは当初ゲームだった?
タロット占いは、どのような形で始まったのかと言いますと実は当初はトランプゲームのようなものだったのです。
例えば、日本でしたら、小銭を回して裏が出るか?表が出るか?で今日はいい日になるかなど軽く占ったりしますよね。
そんな感じのゲーム感覚な占いでしかなかったのです。
カードのイラストも最初はシンプルで目立たないものでした。
しかし、タロットカードが広まって行くうちにだんだん絵柄も凝ったものになり、それぞれのカードにちゃんと名前もつけられてカードが持つ意味も明確になって行ったのです。
現在のようなタロットカードが発見されたのはイタリアのミラノだと言われていることからやはり、タロットカード占いが始まったのはイタリアの可能性が最も高いと言えます。
タロット占い進化の4段階
タロット占いは4つの段階を経て現在のような形になりました。
どのような経緯を辿って現在の形になったのかをお話ししたいと思います。
ヒストリカル・タロット
タロットカードが占いとしてではなく、トランプゲームのように扱われていた時代です。15世紀から18世紀頃の話です。
エソテリカル・タロット
タロットカードの絵柄も凝ったものになり、ゲームから占いとして確立された時代です。
また、誰でもできるゲームから、知識がある者にしか占えないものとなったのもこの頃の話で、時代は18世紀末から19世紀後半の話になります。
モダン・タロット
エソテリカル・タロットからもう少し一般に向けてもわかりやすくしたのがモダン•タロット時代です。
19世紀末から20世紀半ばの話です。
トランスメーション・タロット
タロット占いを誰でも行えるようになった時代の話です。
つまり、現在のタロット占いとほぼ同じ形になった時代です。
20世紀半ばからのお話です。