肩こり・腰痛・ケガの予防には神聖な方位・東北(表鬼門)のお手入れを
「鬼門」は神様がにらみをきかせる方位といわれています。昔の人は神聖な方位だから、決して汚してはいけないと自らをいましめ、トイレやキッチン、玄関などを鬼門に作るのは避けていました。
現代の住宅事情では、鬼門にキッチンやトイレなどがある間取りはめずらしくありません。それに、昔と比べると水回りの構造や素材、デザインもグレードアップして、日ごろのメンテナンス次第では、ピカピカの状態を保つことも可能になってきています。つまり、たとえ鬼門の水場でも、普段からきれいにしておけば、それほどおそれる必要はないのです。
鬼門の方位は清潔に保つ
しかし、鬼門にあるトイレを一週間以上も掃除していないとか、キッチンのシンクに水あかがたまっているとか、玄関のたたきに子供たちの靴が散乱しているなどという場合、激痛を伴う事故やケガが起こりやすくなると言われています。
本来、鬼門は「変化」の方位です。きれいで吉相なら、いざという時に負けないという運がつきますが、凶相になると不慮の事故で大金が出る、長患いする、骨折やヘルニアに悩まされるなどのおそれが出てきます。
特に、鬼門は「男鬼門」というだけに、男性に影響を与えるのが特徴です。子供に落ち着きがなく、ケガがたえない、夫がぎっくり腰になったなどという場合は、家の鬼門方位をチェックしましょう。もし、玄関や水場があるなら要注意です。それらの空間は人の厄が落ちる空間なので、手入れを怠るとたちまち凶相になってしまいます。汚れやすいスペースだけに、こまめな手入れが必要です。
東北の玄関
玄関先に子供のおもちゃや不要な傘を何本も立てかけておいたりすると、家を出入りする時に転んでケガをするというトラブルが起こります。また、たたきが汚れて黒ずんでくると転勤や引っ越しが多くなるということになります。玄関には何も置かないことを心がけ、白いインテリアでまとめましょう。
東北のトイレ
ぎっくり腰やねんざなどに要注意です。慢性の肩こりも、鬼門のトイレの汚れが原因であることが少なくありません。マットやタオル、スリッパはすべて白で統一し、少しでも汚れが目立ったら、こまめに取り換えるようにします。換気ができる窓がないと凶相になりやすいので、週に1回のペースで盛り塩をしましょう。
東北の浴室
床に水あかがたまると入浴中にすべって転んだり、カミソリを出しっぱなしにすると、大きな傷を負う可能性があります。さらに、汚れを放置しておくと入浴できないケガや病気にかかる可能性もあります。浴槽の汚れは徹底的に落とし、床はピカピカに磨いておきましょう。
東北のキッチン
包丁やナイフを出しっぱなしにすると切り傷が多くなります。また、鬼門のキッチンはやけどに注意。揚げ物をする時、油がはねないようにくれぐれも気をつけましょう。キッチングッズは汚れが目立つ白が吉。ケガを防いでくれます。