ルチルクォーツの種類。実はゴールドだけじゃない
ルチルクォーツとは多くの方がゴールド色をしている石だと思っているかと思いますが、実はとても奥が深く、いろいろな色みのルチルが発見されています。
人工的に作られているわけではなく、鉱山で採掘をして発見されているところがとても面白いです。
今後もっとかっこいいルチルが出現してきたらと思うとワクワクしてなりません。最近は、ブラウンブラックルチルというものが日本に入ってきてました。
これは、話を聞くと、まだ浸透する名前がなく、とりあえず、茶色なのか黒なのか判断が難しいということでブラウンブラックという呼び方をしているそうです。
場所によればシルバーブラックなどとも呼ばれ、呼び方は浸透するまで、各お店でいろいろな呼ばれ方をされてます。
今後ブラウンブラックルチルがもっと人気が出て、それに伴う供給が出来ないということになれば、価格はどんどんうなぎのぼりになっていくことでしょう。
それまでに先見の目を見て買い付ける業者さんも沢山いますので、いろいろ話を聞いてみると面白い発見が得られるかもしれません。
シルバールチルやプラチナルチル
現在ルチルの種類で定着しているものと言えば、ゴールドの他にシルバールチル、そして、プラチナルチルと言えると思います。
シルバールチルは銀色のルチルをしていて水晶の透明度が比較的高いものになりますので落ち着いた雰囲気で身に付けたいかたや、すでにゴールドルチルを持っている方にとっての2本目のルチルとして人気があります。
一方プラチナルチルはルチルの中でも結構特殊で、ルチルに至るまでの過程が他のルチルとは違っているという特徴があります。
黒い針状結晶のブルッカイトという鉱物から放射されるプラチナ色の線はとても男性的でかっこいいです。私もルチルの中でも大好きな種類になりますので、つい目がいってしまいます。
不思議なことに流通名はいろいろあり、プラチナルチルが最近世の中に浸透してくる前までは、現在のシルバールチルがプラチナルチルと呼ばれていました。やはりシルバーよりもプラチナのほうが高価に印象を与えますので、そのようになっていたのでしょう。
ですが、そこに新しくプラチナルチルと呼ばれる新参者が登場し、すぐにプラチナルチルの名は、ブルッカイト入り水晶が引き継ぐ形となったのです。
現在もシルバールチルのことをプラチナルチルと呼び販売しているお店も
現在もシルバールチルのことをプラチナルチルと呼び販売しているお店もありましたが、決して100%間違いではなく、あくまでもそのお店がそのように思い販売しているというだけです。その理由も簡単であり、ダイヤモンドなど宝石を鑑定してくれる専門機関があり、そこでパワーストーンのような鉱物も調べてくれるのです。
ただしルチルに関しては、シルバールチルやプラチナルチル、もしくはゴールドルチルなどという表記はでず、すべてルチルレイテッドクォーツという総称で結果が出て参ります。
その下に色相の覧にいろいろな色の結果が出てきて、その色みをみて各種お店さんが○○ルチルなどという形で命名し販売しているのです。鑑別結果一つでもルチルクォーツは奥が深いですね。