ルチルクォーツの価格と交渉術

天然石の価格はピンからキリまであり、数千円のものもあれば、数百万円のものまで様々あります。その中で、ルチルクォーツという石は限りなく宝石に近いパワーストーンとして、特別な人気を誇っています。

価格も数千円で販売されているものもあれば、今では、数百万円で販売されているものもあり、なぜここまで、ルチルクォーツは値段の差に開きがあるのか？

明確な理由はわからないが、私が考えるルチルクォーツが高い理由、それは、中国でのルチルクォーツに対しての評価の高さからくるものと一つ考えることができると思います。

中国では、ルチルクォーツを家宝のように考えている

中国では、ルチルクォーツを家宝のように考えている方々が非常に多く、親から子供へ、そして子供からさらにその子供へ受け継いでいくくらい、長きに渡ってルチルクォーツが
受け継がれているのです。

その流れもあり、良質なルチルクォーツにかける思いは、日本よりもはるかにあるということです。100万円もするルチルはまず躊躇しますよね。それを中国の方々はものがよければ、いくらでもという形で買ってしまうらしいのです。

良質なルチルは中国の方々の手に渡ってしまいます

そうなると、良質なルチルは中国の方々の手に渡ってしまいますね。

販売する業者さんも高値で買ってくれるならそれがいいですから、日本人が値段で迷っているところにいとも簡単に買っていってしまう背景をみると業者さんも中国の方たちをメインで取引したほうが稼げるのです。

それに対抗するには、日本の業者さん達はどうすればいいのか、それは数で勝負して、その中にいいもの混ぜるという作戦です。

量があれば、それだけ金額も上がります。金額が上がれば、交渉もしやすくなります。業者さんも量を買ってくれる人に対しては、金額交渉もしてくれますので、結果的大量に買うことは、日本人が安くルチルを日本に入れてくる為には、不可欠な要素だと思います。

1本1本セレクトして、悩んで買うということは、業者さんにこれが欲しいということを伝えているのと同じです。あくまでも、それを見せずにさりげなく自分が欲しいものを買い付ける。これが鉄則です。

ルチルは中国よりも日本の方が安いケースも

先日、石好きの中国の方とお話をさせてもらいましたが、今中国でルチルを買おうとすると、日本に来て、日本でルチルを買うよりも高いというお話をしていました。やはり、中国のルチル人気に伴い、価格も跳ね上がっているのだと確信しました。

その方は日本でルチルを買ったほうがお得と考え探し、そして、実際に買ってましたので、いかに日本でルチルを買ったほうがいいかが解ります。ルチルのビーズ加工や、ルース加工は、ほぼ中国で行われています。その為、ルチルの原石がブラジルから入り、それを中国で加工して、販売してます。

よく現地直接買い付けということを謳い販売されているお店さんもございますが、正確には、原産国のブラジルではなく、生産国の中国で買っているのです。

大量に買うことができない小さなお店さんは、中国に行き買い付けを行うよりも優秀な日本の業者さんから買ったほうが結果的に安く仕入れができると私は思います。ルチルの価格は買い付ける場所と買い付ける時期によっても変動しますので、比較がしづらいものかもしれません。

そのため、よく見て、この金額であれば、欲しいと思えるルチルに出会った時に買うタイミングかもしれません。いづれにせよ、ルチルは天然石の中での王様と言われるくらいの
石ですので、それなりに高額です。いろいろ知識を付けてから買うことが失敗のないお買い物になると思いますね。

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