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蠍座の星座石「ガーネット」「オパール」守護星「冥王星」

星座石というものがあります。誕生石と同じ考えです。今回は蠍座(10/24~11/21)の星座石と蠍座の守護星「冥王星」のお話です。

Zodiac Background: The Scorpio


蠍座の星座石「ガーネット」

1月の誕生石でもあり、身を守る石・成功へ導く石とされています。石言葉は、真実・友愛。古代から宝飾品に使われ、普遍の愛・忠実・貞操を意味するとされており、その真面目さが「成功」へ導くと云われています。勝利の美酒の色とも思わせるワインレッドの色合いが、そのパワーを物語っています。

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蠍座の星座石「オパール」

古代より希望を象徴して、幸せを招くと云われ崇拝されてきたオパール。魅力を引き出すパワーストーンとしても用いられています。潜在的な魅力を引き出すことによって、好感触へと導くパワーを持つ石と云われています。

また、光の角度によって色が変わる事から、新しい流れを導くとも云われています。石言葉は、希望・無邪気・潔白。


蠍座の守護星「冥王星」

冥王の話をギリシャ神話で。

父クロノスとの戦いの後、天空をゼウス、海をポセイドン、冥界(死者の国)をハデスが支配していました。冥府を空けることは出来なかったためにオリンポス12神に数えられない稀な神です。

さて、ゼウスもポセイドンも妻を娶っていましたが、長い事、冥府の女王は不在でした。
ハデスは「この様な光も差さない、湿った暗いところは可哀想だろう」と考えていたのです。しかし、そんなハデスにも唯一、心を奪われた娘がいました。

豊穣の女神デメテルとゼウスの娘、ベルセフォネーです。ハデスはゼウスに承諾をもらいベルセフォネーを冥府へと連れ去ります。

そんな話は聞いていないとデメテル(話を聞いたところでデメテルはベルセフォネーを溺愛していたため手放す事は考えられませんが)は怒り、嘆きます。あまりの悲しみに作物が出来なくなったほどです。

流石にゼウスも貢物がない状況に困り果て、ハデスの元に伝令神ヘルメスを使わせます。ハデスも「ゼウスに言われては・・・」と考えたものの、また寂しい生活になるのかと、最後にイチかバチか賭けにでます。

「ベルセフォネー、冥府にきてから何も口にしていないみたいだね。地上に戻る前に私の願いを聞いてくれないだろうか」地上に戻れるのが嬉しいベルセフォネーは「なんでしょうか?」

「思い出としてこの柘榴の実を少しでもいいから一緒に食べて欲しいのだ」ベルセフォネーは一瞬迷いましたが、ヘルメスも来て帰れることは確実、なにせ「ハデスは冥府にいる間はとても優しかった、無理強いもしなかったし紳士的だったわ」ということもあり「わかりました、柘榴の数粒でもよろしいのなら」・・・と口に含んだのです。

地上に戻ってきたベルセフォネーにデメテルが問いかけます。

「冥府で何か食べたりしていないだろうね?」
「柘榴を4粒ほど・・・」

デメテルは驚きます。死者の国の食べ物を食べてしまっては、二度とこの世には戻れません、冥府で暮らさなくてはなりません。

そこで全能神ゼウスが言います。「1年を12ヶ月に分け、柘榴の4ヶ月は冥府でハデスの妃として過ごし、残り8ヶ月は地上でデメテルと暮らす事とする」

愛娘ベルセフォネーが冥府にいる4ヶ月、デメテルは寂しくて女神としての仕事が出来なかった、それが「冬」になったとされています。

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カテゴリ: パワーストーン

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