魚座の星座石「クリスタル（水晶）」「ブラッドストーン」守護星「海王星」

今回は魚座（2/18～3/20）の星座石「クリスタル（水晶）」「ブラッドストーン」魚座の守護星「海王星」のお話です。

魚座の星座石「クリスタル（水晶）

４月の誕生石でもあります。石言葉は、総合力・万能・浄化・集中力・方向。
古代より多くの文明や宗教において、聖なる力を持つ石として崇められてきました。「総合力」を持ち合わせたパワーストーンです。

マヤ文明においては「まじない石」として、オーストラリア先住民の神話の中では「神の思し召しの石」として、古代ローマ時代には「永久的に凍ったままの氷」と信じられていました。「万能石」とも云われ、最もポピュラーなパワーストーンのひとつです。

魚座の星座石「ブラッドストーン」

石言葉は、活力・精神力・持久力・献身・人間関係。
試練を乗り越えるバイタリティーを引き出してくれるパワーストーンです。また、「献身」という意味もあります。ブラッドストーン（血石）の中の赤い色は「キリストの血」を表すと云われ、キリストが受難にあった３月の誕生石となっています。

古代は、兵士がお守りとして戦場に持っていったと云われ、困難を乗り越える力を授けるとも伝えられ、「精神力」を高めアクシデントにも負けない「持久力」を授けてくれるとも云われています。

魚座の守護星「海王星」

海王「ポセイドン」と「アンフィトリテ」

アンフィトリテは海の老人「ネレウス」とオケアノス（大洋神・ティターン神族）の娘ドリスの間に生まれた娘です。ある日ポセイドンはアンフィトリテをみて一目惚れしてしまいますが、アンフィトリテはというと「ポセイドン様は粗野で凶暴とお聞きしています。そんな方とは、私は嫌ですわ。」と、隠れてしまいました。

・・・ですが逃げられると追いかけたくなるのが心情（神情？）というもの。ポセイドンは彼女を探し回りました。しかし、アンフィトリテの隠れ方がうまかったのか彼女の行方は何処として知れません。そんなポセイドンの前に一頭の「いるか」が現れ、アンフィトリテの隠れ場所を教えてくれました。

ポセイドンは早速アンフィトリテの元を訪れ、自分の思いのたけを話し、プロポーズしました。アンフィトリテは海王ポセイドンの正妻として海の女王となったわけです。

ポセイドンはアンフィトリテに様々な高価な貢物をしてアプローチしたともありますが、本人は興味が無くポセイドンに返してきたとのこと。その気高さもポセイドンを魅了したのかもしれませんね。

ちなみにアンフィトリテの場所を教えてくれた「いるか」はこの功績によって、天空に上げられ「いるか座」となりました。

アンフィトリテとの間には半身半魚の「トリトン」（男の子）と他２人の娘に恵まれました。
太陽系の外縁部を周回する海王星、英語名では「ネプチューン」と言います。その海王星の最大の衛星は「トリトン」と言います。息子の名前が付いたのですね。

Tweet