「今昔物語集」で語られている安倍晴明のエピソードには、晴明のチカラを試そうと2人の少年の姿をした式神を連れて訪ねて来る法師の身なりの老人の陰陽師が登場します。この老陰陽師は、いわゆる「法師陰陽師」で播磨の国(兵庫県)からやって来たということ …
飛鳥時代(7世紀)に起源を持つと言われる陰陽師ですが、安倍晴明もそうであった陰陽寮の官人陰陽師(公的な役職の陰陽師)のように、本来は暦を制定し朝廷の政策の吉凶を占うなど国家全体に関わる仕事をしていました。 しかし平安時代になり安倍晴明が活躍 …
「今昔物語集」や「宇治拾遺物語」など、昔の説話物語に伝えられた陰陽師・安倍晴明の不思議な伝説には、陰陽師が使うものとして「式神(識神)」が登場します。 式について改めると? 安倍晴明と式神については、これまでにも別の記事でもご …
ほかの陰陽師が使う式神すらも自由に操ることができる、卓越した能力を持った陰陽師が安倍晴明でした。 そのチカラは「今昔物語集」に、法師陰陽師が2人の少年の姿をした式神で晴明を試そうとし、逆に式神を隠されてしまった話で伝えられていますが、「宇治 …
陰陽師が使うと言われる「式神(識神)」は、安倍晴明や陰陽師が有名になるとともにわたしたちにも知られるようになりました。 式神の「式」とは使うという意味で、つまり「使役する神」ということです。よく物語では陰陽師が紙(式札)に呪文を唱えると人間 …
陰陽師・安倍晴明が活躍した平安時代中期の後の時代、古今の不思議な出来事のお話を集めた説話物語集の傑作が世に出ます。それら「今昔物語集」や「古今著聞集」「宇治拾遺物語」には、希代の陰陽師・安倍晴明の話が収められていて、伝説とは言え晴明の超人ぶ …
陰陽師・安倍晴明の超人ぶりを伝えるものとして、いくつかの不思議エピソードが伝承されています。それを伺い知ることができるのは「今昔物語集」や「古今著聞集」「宇治拾遺物語」といった、後の時代に書かれた物語や説話が有名ですが、晴明が活躍していたと …